金本が会見「10日前に決めた。限界かな」
阪神の金本知憲外野手(44)が12日、西宮市内のホテルで会見を行い、今季限りで引退することを発表した。
金本は冒頭で「私、金本知憲は今季限りを持ってユニホームを脱ぎ、引退する決意をし、今日発表させていただきます」と話した。「10日くらい前に考え始め、本当の決断はおとといくらい」とし、理由については「いろいろ理由はあるが、自分に対して『限界かな?』という思い」と語った。
また引退後について金本は、「今後のことは分からない」と会見後の取材で語った。(デイリー)
代打専門でいいから、まだまだユニフォームを着ていて欲しい。球団がいらないというなら、パリーグでDHとして現役を続けて欲しい。引退会見を聞いた今でもそういう気持ちでいる。
金本の会見では、10日前に決めたんじゃなく、10日前に誰かに言われて、その結論を10日後に出すと自分で決めていたと言っていた。球団は来期金本と契約するのを基本路線にしてたし、和田監督は引退の話しすら知らなかったようなので、時期的に負広GMから肩たたきがあったんではないかと邪推する。この3年間、自分がかわいそうだと言っていたが、そんな時に引退勧告されて心が折れたのかもなあ。
金本が阪神に来てくれてから、阪神の選手の意識が変わったのは間違いない。活躍してくれたことはもちろん、精神的な面で選手の考えを大きく変えてくれた。あの当時、いくら強打者を引っ張って来たとしても、選手個々の考え方が変わってなかったら優勝なんてなかったと思う。平成の黄金時代の大立役者。本当にありがとう。
一番の記録はと問われ、連続無併殺打記録と答えたのが金本らしい。記録は1002打席連続。2位が誰で何打席なのかは知らないが、たぶん破られない記録やろね。
「2割3割を追いかけて、7割8割を苦しむ野球人生だった」、重い言葉や。だから、試合でホームランを打っても凡退した打席の事を考えて、試合後に素振りをしてたんやろね。誰かこのスピリッツを継ぐ選手が出てきてくれんかなあ。
残り試合、最後の輝きを見せて欲しい。だから、まだお疲れさまとは書かない。ガンバレ、金本。