まずバックスクリーンに金本の広島時代からこれまでの映像が流れた。
広島時代は華奢やったなあ。あの当時、金本が鉄人と呼ばれる選手になるとは誰も想像してなかったやろなあ。
骨折しながらも片手でヒットを打ったシーン。これからも鉄人金本を象徴する映像としてずっと使われ続けることやろね。
膝の骨がずれたのを自分で治して、その後満塁ホームランを打ったシーン。当時TVで見ていて鳥肌がたった。
そして、神宮での最後のホームラン。あんな打球を飛ばせる選手、今の阪神に居らんでしょ。
そしてスピーチが始まった。自分の野球人生を振り返り、プロに入ってからの苦労、タイガースに移籍して優勝を味わえたこと、ケガで苦しんで引退を決意したこと、やり残したことを語っていた。ベンチ前で整列している選手たちの目はうるうるしてた。一人、良太だけは口を開けて号泣。こっちもつられて涙が出てきた。
次に横浜の監督・選手にもお礼の言葉…と思ったら、「注目されていたのは中畑監督でした」www
これで少し笑えて、涙を止める事ができた。
そしてお別れの言葉。「もう僕はこの甲子園の左バッターボックスでフルスイングすることはありません。ダイヤモンドを全力で走り抜くことも、もうありません。レフトのポジションでボールを必死に追いかけることも、もうありません。正直言って寂しいです。」また泣けて来た。
最後はファンへの感謝、野球の神様への感謝で締めくくった。
続いて花束の贈呈。横浜は三浦、金城、チームからは関本、球児、鳥谷。そしてゲストの清原。清原ちょっと黒すぎ。何になろうとしてんねん。
花束贈呈も終わりと思ってたら金本がちょっと驚きの表情。トラッキーたちと一緒に娘さんが登場し、花束を贈呈。これまでプライベートを一切ファンの前に明かなかった金本、最初で最後の姿。何度見ても泣ける。
続いてチームメイトとのお別れの握手。新井と平野には握手のあとソフトタッチのビンタ。
そして胴上げ。背番号と同じ6回、宙に舞った。いつかまた、ここで金本の胴上げを見たい。
この後、場内を一周してファンとお別れ。歩きづらい程の大量の紙テープが飛んでいた。周り終えるとファンから貰った花束を左バッターボックスに置いて、チームメイトの花道を通ってベンチに消えた。
金本が来てからのタイガースは明らかに変わった。2003年、2005年は金本が来てくれたからこそ優勝出来た。いくら星野さんが素晴らしい監督であっても、金本抜きでは優勝はできなかったと思う。
ありがとう金本知憲。これで終わったとは思ってないで。必ず指導者として帰って来て、やり残した事を成就させて欲しい。
鍛えたその身体 溢れる気迫
さあここまでぶち込め ライトスタンドへ
打球がライトスタンドを ひとまたぎ
それ行けチャンスだ金本 燃えろ金本