30年前のこの日、伝説となるバックスクリーン3連発で読売に勝利し、勢いをつけて日本一になった。
あのときの再現を期待していたが、残念な結果に終わった。
メッセンジャーの初回の3失点が悔やまれる。
1死1・3塁のピンチで坂本の1塁ゴロをゴメスが1塁を踏んでアウトにした。これで3塁ランナーの生還を許したのが後に響いた。
バックホームしてたら十分にアウトに出来たのになあ。試合が始まってすぐだったので、大量失点より先ずアウトを増やそうと考えたんかもしれん。内野ゴロはバックホームというのを徹底しておけば防げた失点やったと思う。
その直後、気落ちしたようなピッチングになってしまった。阿部に初球の変化球が抜けたところを打たれて2点目を許すと、井端へは初球が死球になりピンチを広げた。そして長野にはボールが先行し、ストライクを取りにいったところを打たれて、この回3点を失った。
その後は7回まで投げて読売打線に追加点を許さず、11奪三振の好投を見せただけに、初回の失点が余計に悔やまれる。
8回、9回は細かい継投。ピンチで高宮がいい仕事をした。こういう場面での一人一殺は好きやなあ。この日は納得のいく継投やった。
打線は4回に鳥谷がヒットで出塁すると、ゴメスがお詫びのタイムリーで追撃。もうちょっと打球が上がってたらホームランになってたのになあ。
福留も右中間を抜く鋭い打球のタイムリー。これも完全に捉えた打球。これで1点差に迫る。
続く俊介の打席でワイルドピッチが出て福留は3塁へ進み、俊介は死球で1死1・3塁とチャンスが拡大。
しかし、前日猛打賞だった梅野は1塁ゴロ。福留が三本間に挟まれてアウト。初回の守りと対照的なプレーやったなあ。あのときにこうやってアウトにしてたら…
最終回、2死から上本のピッチャー強襲ヒット、西岡のレフト前ヒットで粘りを見せるが、鳥谷がセカンドゴロに倒れてゲームセット。
OBを招待した試合はここまで4戦全敗らしい。嫌なジンクスにならんかったらええねんけど。