サンティアゴが粘りのピッチング。打線にも粘りが出て終盤に試合をひっくり返した。
外国人選手4人が去年と同じような活躍をしていれば出番が回って来なかったはず。それがたまたまメッセンジャーの調子が悪いために登録され、そして予想外の好投を見せた。どこに運が転がっているのかわからんもんやね。
これにメッセンジャーが奮起して調子を取り戻したら、ゴメス、マートンも安泰ではない。チームには1勝以上のインパクトがあったんちゃうか。
WBCプエルトリコ代表という経歴があるとはいえ、それほど期待はしてなかった。まあ5回まで何とか試合を作ってくれればと思っていた。
それが再三ランナーを出しながらも、粘り強いピッチングで4回まで無失点。その後7回まで投げて、失点は犠牲フライの1点だけ。
次の登板のチャンスをもらったようやけど当然やね。これだけのピッチングが出来るのにファームに置いとくのはもったいないわ。
打線は中日先発小熊の前に7回まで僅か3安打。ここのところ打線の状態が上向いて来たと思っていたが、たまたま打てるピッチャーやったからかな。
そして、その打てるピッチャー又吉が2番手で出てきたのはラッキーやった。
8回表、サンティアゴの代打良太がセンター前ヒットで出塁。サヨナラ打を打ったときのいいイメージが残ってたんやろね。逆に又吉は初球をヒットにされた事で動揺したかもなあ。
そして代走大和が再三牽制されながらもスチールを決める。よくこの場面で走れたもんやね。
無死2塁になってバッターは西岡。送るかと思いきや、ヒッティングに切替えてライトへツーベースを放って同点。サンティアゴの負けを消した。
上本もヒットで繋ぐと、すかさずスチールを決めて無死2・3塁。まるで広島のような足をからめた攻撃。
鳥谷、ゴメスが三振に倒れ、ツーアウトになってバッターはマートン。1・2塁間をしぶとく抜くヒットでとうとう逆転。
後は福原、呉昇桓が無難に締めて1点差を逃げ切った。
メッセンジャーがファームに落ちてローテの穴となっていた試合で勝てたのは大きい。そしてこれで3連勝となってAクラスに浮上。
上位の読売、横浜との対戦前にこのカードを勝ち越して勢いをつけて貰いたいもんやね。