小野が13度目の登板でようやく初勝利。内容は褒められたものではないが、6回を2安打無失点に抑えての勝利。勝ちに不思議の勝ちありやね。
一時帰国して足の手術をしてきたメッセンジャーが、ギブスをしたまま投球練習を再開したとか。シーズン中の復帰を目指しているらしい。メッセンジャーの気持ちは嬉しいが、来年もローテの中心で頑張ってもらわなアカンので、あまり無理はして欲しくない。
小野は初回、先頭の坂口を1球でショートゴロに打ち取るが、山崎にストレートの四球を与えてしまう。続くバレンティンにも3ボールと、ストライクがまったく入らない。それでも、ここから2球で追い込むと、最後は見逃三振を奪い、坂本がスタートを切っていたランナーを刺して三振ゲッツーでチェンジ。ここまで11球投げてストライクは4球だけ。ボールが高めに抜け、それを意識すると今度は低めに外れる、大荒れの立ち上がりだった。
2回以降もこの傾向は変わらず。ボール先行の苦しいピッチングだった。自滅するかなと思ってたが、意外にも6回まで2安打無失点で乗り切った。攻守に覇気のないヤクルトに助けてもらったところも多かったが、ボールの質そのものはよかったんやろなあ。
7回からは桑原、マテオ、ドリスと繋いで完封リレーが完成。
ドリスが球団最速の161キロをマーク。まだまだ球速が上がるんとちゃうか。
打線は2回に中谷がサード藤井のエラーで出塁すると、鳥谷のセンター前タイムリーで先制。
鳥谷はこれで2000本安打まで残り9本。今のところプレッシャーはないみたいなので、この甲子園6連戦で達成してくれそうやね。
続く北條のレフト前に落ちそうな当たりをバレンティンが突っ込んで後に逸らし、スリーベースになって2点目が入った。
5回には坂本のレフトフライをバレンティンが落球。2死から俊介がサード内野安打で繋ぎ、上本が左中間へタイムリーを放って3点目。小野への3点援護は初めて。どれだけ小野を見殺しにして来たんやw
全得点が相手のエラー絡み。エラーがなかったら、石川にのらりくらりとかわされていたかもしれない。ちょっと打線が心配やね。
小野は、金本監督でなかったら、とっくにファームに落とされていたと思う。金本監督が信念を持って使い続けた事でルーキーイヤーでの初勝利が実現した。小野も嬉しいやろうけど、それより本監督の方が喜んでるんちゃうかな。