最終回は完全に流れがこっちに来てたのになあ。相手の堅い守りに阻まれたというより、ナゴドの重苦しい雰囲気に田上が飲まれたような感じやな。
榎田は６回を１安打ピッチング。ヒットを１本しか打たれなかったものの、８四死球の大荒れのピッチングで自滅した。
５回１死からピッチャーの岩田を四球で歩かせてしまうと、大島のショートゴロでランナーが入れ替わる。この後、盗塁とワイルドピッチで３塁に進まれると、この日初めてのヒットを荒木に打たれて１点を失った。良太おグラブの下を抜けるヒット。ここまで来たら捕ったらんかい。
あれだけ荒れていても１安打１失点で抑えた事を褒めるか、８四死球で野手のリズムを崩してしまったことを責めるか、評価が難しい。
榎田のピッチングの内容がどうあれ、結果的に加藤、鶴と繋いで１点に抑えたんやから打線が頑張らんとね。
鳥谷の状態が上がって来んなあ。せっかく１・２番で得点圏にランナーを進めても簡単に凡退するか歩くかだけやもんなあ。後ろのマートンの負担も大きいわな。
最終回、岩瀬から福留がヒットで出塁し代走田上。新井は三振に倒れるが、良太がヒットで繋いで１・２塁とし、代打関本登場。ここで関本が期待に応えてレフト前に落ちるヒット。やったー、同点と思ったが、レフト藤井のバックホームがストライク返球となって、田上はホームでタッチアウト。
打球判断を一瞬迷って２・３塁間で一度止まってしまったのが致命的だった。関本の打球がゴロで抜けて行ったのではなく、レフト前に落ちるヒットだったので迷ったんやろが、もうちょっと早く打球判断をして欲しかった。田上はこれで２軍落ちが決まったらしい。足のスペシャリストとしてレベルアップし、早く１軍に戻って来て欲しい。
結果としてこの３連戦は負け越したが、去年ほどの重苦しさは感じなかった。点があまり取れないと言っても、お互い様という感じもする。それほど苦手意識を持たずに戦えることが分かったのは収穫やったと思う。
