虎談巷説　阪神タイガース的日常

村上が甲子園初勝利。渡邉諒が移籍後、甲子園で初ホームラン。初づくしで中日に快勝。

終盤になって、ようやく高橋宏斗を攻略して同点に追い付いたが、延長１０回に島本が死球から崩れ、２点を取られて敗戦。

連敗のうっぷんを晴らすかのように打線が打ちまくった。久し振りの二桁安打、二桁得点で連敗をストップした。

交流戦前までは大きく離していたＤｅＮＡに、まさかの３連敗で、首位を譲り渡した。投手陣が踏ん張った試合では打線が機能せず、打線が点を取った試合は投手陣が打ち込まれる、悪い流れが続いている。

前日は今永の完投を許して、この日は東に完封された。伊藤将が頑張ってくれたものの、打線が１点も取れないのだからどうしようもない。

２位ＤｅＮＡとの直接対決。交流戦後、最初の試合だったので勝っておきたかったが、今永を打てなかった。

６回までは息詰まる投手戦だったが、７回以降は出たピッチャーがことごとく打たれて大敗。前の記事でも書いたように、リリーフ陣の再編が急務になってきた。とにかく、交流戦ブレークの間に、目先の対策は行う必要がある。

今シーズンは何度こんな光景を見たことだろうか。いや、そんなに多くない筈だが、交流戦からクローザーが打たれるのが続いているのと、ショックが大きいので、そう感じるのだろう。

偶然なのか、読み通りなのか、打順の入れ替えがピタリとはまって和田を攻略出来た。岡田采配恐るべし。

伊藤将、岩崎と繋いで、１点のリードを守って来たが、９回表に湯浅がホームラン２本を打たれて逆転負け。楽天戦に続いて、伊藤将の勝ち星が消えてしまった。

西がオリックス戦で３勝目を挙げ、これでセ・パ１２球団すべてからの勝利を達成した。先ずはおめでとう。ＦＡで阪神に来てから５年目。意外と時間がかかったかな。

山本から散発２安打しか打てずに完封負け。村上も引けを取らないピッチングを見せたが、結局は守り負けたような感じだった。

才木が７回まで、岩崎が８回を抑え、虎の子の１点を守った。最後は湯浅がヒヤヒヤさせながらも無失点で切り抜けて、完封リレーの完成。連敗を３で止めた。

大竹をもってしても勝てず、３連敗を喫した。今シーズンの交流戦はビジターは全部負け越し。先ずは連敗を止めて、残る２カードでなんとか５割以上を目指して欲しい。

新庄と岡田の師弟対決の初戦は新庄の勝ち。右のサブマリンや２段フォームのピッチャーを打ち崩す事が出来ずに完封負け。

湯浅が再び逃げ切りに失敗した。コンディションに加えてメンタル面も心配だ。

ボール球を振ってしまうノイジーに替えて、前日にプロ初ヒットを打った前川を３番ＤＨで起用。梅野を６番に上げて、７番にミエセス、８番ショートに小幡。この起用がばっちりと決まって、田中将を攻略した。

前日５時間超の試合を終えて、ゆっくり眠る間もなく、９：１５の伊丹空港発の飛行機で仙台入り。選手の疲労を考慮して、試合前の打撃練習を中止した程のハードな移動だった。結局、野手でいつも通りの活躍が出来たのは中野と大山だけ。こんな状態で勝てるわけがない。

試合終了時刻は１１時を回っていた。球場で最後まで見ていた人の中には、最終電車に間に合わなかった人もいたことだろう。それにしても、どんな試合でも最後まで中継してくれて、その後の番組を時間をずらしてすべて放送する、サンテレビさんは頭が下がる。

佐々木朗希の前に阪神打線は５回までノーヒット。一方の才木も佐々木朗希に負けず劣らず、僅か１安打に抑えていた。投手戦になると予想していたが、これほど緊迫した試合になるとは思ってなかった。

前日は大雨で試合が流れ、５日が予備日になっていたので、移動日なしで甲子園から仙台と北海道と移動する、厳しい９連戦になってしまった。その初戦、楽に勝てそうだったのに、予定外の総力戦になってしまった。もし、負けていたら後を引いていただろう。

やはり、違うリーグの投手は勝手が違うようで、これまで打線のキーマンだったノイジーと木浪がさっぱり打てなかった。特にノイジーは混乱しているんじゃないだろうか。

西武の継投策にやられて完封負け。チャンスでタイムリーが出たか出なかったかの違いだけだったと思う。