前日5時間超の試合を終えて、ゆっくり眠る間もなく、9:15の伊丹空港発の飛行機で仙台入り。選手の疲労を考慮して、試合前の打撃練習を中止した程のハードな移動だった。結局、野手でいつも通りの活躍が出来たのは中野と大山だけ。こんな状態で勝てるわけがない。
村上が初の与四球2、初の被本塁打、そして初の4失点。それでも最後まで投げ切って完投負け。そこそこヒットを打たれたとは言っても、8イニングで116球だから、調子が悪かったとは思えない。
9連戦の初戦で2人余分に中継ぎを使い、前日の試合では及川を除く全投手をつぎ込んだ。今日はできるだけピッチャーを使いたくないという、ベンチの思いに村上が応えてくれた。一人で投げ切った事が、疲労困憊のブルペン陣への、最高のプレゼントになっただろう。また、村上にとってもいい経験になったと思う。
ベンチの思いに応えられなかったのは野手の方だった。初回に中野のスリーベースと大山のタイムリーで1点を先制したものの、取った点はそれだけ。久しぶりのスミ1だった。中野が3安打していたので、ノイジーなり佐藤輝が打っていれば、もう少し点を取れていたはず。
特にボール球に手を出して凡退を繰り返したノイジーに対しては、岡田監督がおかんむりのようで、スタメン出場も危うくなってきた。守備は常に安定しているので、外すのはもったいないが、確かに今の状態で3番は厳しいと思う。
前川が7回にプロ初ヒットを打った。スタメン起用に応えられてよかった。この調子で打ちまくって欲しい。