虎談巷説　阪神タイガース的日常

大山のソロホームランの１点を伊藤将、岩貞、岩崎のリレーで守り切った。読売から、それも菅野相手に勝てて気持ちがいい。
伊藤将は１ヶ月半ほど勝ち星に恵まれなかった。ほとんどの試合で７回３失点以内に抑えていながら、打線の援護がなかったり、後ろのピッチャーが逆転されたりで、勝てていなかった。
この日の伊藤将は７回を４安打無失点。６回にブリンソンにツーベースを打たれて、１死２塁のピンチを背負ったが、秋広をショートライナーに打ち取ってツーアウト。続く岡本和にホームラン性の打球を飛ばされたが、意外と伸びずに、センターフェンスギリギリのところで近本がキャッチした。ヒヤッとしたのはここだけだった。
８回は岩貞、９回は岩崎がパーフェクトに抑え、ようやく伊藤将に３勝目がついた。

打線は菅野の前に７回まで僅か２安打に抑えられてしまった。今シーズンの菅野は、故障がちで働けていないとは言っても、そこは腐っても鯛。なかなか攻略するのは難しい。
そんな中、４回にようやく大山がチーム初ヒット。初球のストレートを捉えて、左中間スタンドへ放り込んだ。投手戦になりそうな雰囲気の中、これぞ４番の仕事と言っていい。最近の大山はすごく頼もしく感じる。調子が悪くても４番を外される事なく、打てなければ批判を浴びる。そんなプレッシャーを乗り越えられるようになったのだろう。

９回のチャンスでノイジーがタイムリーを放って、貴重な追加点が入った。いったん帰国していた家族が再来日したらしい。それでハッスルしたのか、この日は２安打だった。家族って大事やね。