虎談巷説　阪神タイガース的日常

この日、大山がファームから戻ってきた。２安打を放ったが、まだ大山本来のバッティングではなさそうなのが気になる。

西勇が７回を無失点。ランナーを出しながらも、何とか踏ん張ってくれた。
打線はＤｅＮＡ先発のジャクソンから、なかなかチャンスを作ることが出来なかった。ようやく７回に、梅野のツーベースなどで２死１・２塁のチャンスをつくるが、代打の代打ノイジーが１塁ファールフライに終わる。
そして、同点で迎えた９回裏。１死から前川が内野安打で出塁。代走は植田。佐藤輝への死球で、植田は労せずして２塁に進む。梅野が三振に倒れて２死になるが、続く小幡がライトへヒット。植田が２塁から俊足を飛ばし、ギリギリのタイミングでホームインした。

この打席、小幡は積極的振りに行った。ファールにする内に、タイミングが合ってきたのだろう。
植田は外野前進守備だったのに、躊躇なく本塁を目指した。得点力のないチームなので、ギャンブルが必要だと思う。もしアウトになっていても、あの場面なら納得がいく。
岡田監督は「あんなん（コーチが）止めたらもう（監督を）辞めるよ」とコメントしていた。先日、サードコーチの藤本が、森下にタッチアップさせなかった事を岡田監督は怒っていた。藤本コーチも同じ轍を踏まないよう、ギリギリの判断をしたのだろう。