同点で迎えた７回表、佐藤輝のエラーと野選で２点を奪われた。そして裏の攻撃が終わったところで雨天コールド。何かスッキリとしない試合だった。
台風１０号がどこへ行くのか予想が付かない状況。近畿に近づいているのに、それほど荒れていない。それでも台風の進み方によっては急な大雨の可能性があった。そんな状況で試合を開始したことが理解出来ない。ドル箱の試合なので、無理しても開催したかったのだろう。
そして、６回あたりから雨が強くなって来た。この先天候が回復する可能性がないのに、なぜ７回まで無理して続けたのか。５回で試合は成立していたのだから、５回コールド引き分けでよかったのではないか。
７回の読売の攻撃。無死ランナー１塁の場面で、吉川が３塁側に送りバント。佐藤輝が素手で掴んで１塁に送球したがこれが悪送球になって、無死１・３塁とピンチを広げた。
雨でグラウンドが緩んでいるし、ボールは濡れて滑る。１塁に投げても間に合うかどうか際どいタイミングだったが、リスクを冒してでもアウトを取らないといけない状況だったのだろう。
続く門脇のタイムリーで１点を勝ち越されて、なおも１・３塁。ここで小林が３塁側へスクイズ。佐藤輝がホームへグラブトスするがセーフ。ここもホームをあきらめて１塁をアウトにする選択肢はない。
いつ試合が終わってもおかしくない状況で、失点を防がないといけない、失点しても最少で済ませなければならない。結果は佐藤輝のミスなのだが、状況が状況だけに、ああするしかなかったのだと思う。
