虎談巷説　阪神タイガース的日常

ビーズリーは初回から毎回のようにピンチを背負う苦しいピッチングだった。それでも辛うじて０に抑えていたが、４回に先頭バッターの四球から２連打されて１点を先制されたところで降板。富田にスイッチするも、ショートゴロ野選で１点を追加されると、そこからの３連打と内野ゴロの間に点を取られて、このイニング４点を奪われた。
この間、スクイズの失敗で三走をアウトにしたり、１・３塁からのダブルスチールを阻止するなど、守りが堅かったので４点で済んだようなもの。それが無ければ少なくとも２点は余分に入れられていた。

打線は先制された直後に、クリーアップの３連打で１点を返す。６回に１点を追加されると、すぐに佐藤輝、大山の連打で取り返す。７回には木浪のタイムリースリーベース、中野のタイムリー内野安打で１点差に迫った。
８回、２死ながら満塁のチャンスを作って盛り上がったが、代打楠本がライトフライに倒れて同点、逆転はできなかった。２死なのでヒットを打つか四球を選ぶしか無いのだが、相手ピッチャーが大勢だったし、楠本にそれを望むのは酷というもの。ベンチに残っている左バッターが他に居なかったので楠本を起用したのだろう。
シーズン当初から思っているのだが、今の阪神には代打の神様がいない。チームが若返ったことで、勝負強い控え選手がいなくなった。早急に補強が必要だと思う。

ネルソンが１軍初登板。２死から連続四球を与えたものの、無失点に抑えた。この日は雨で、マウンドがぬかるんでいたことを差し引いて考えると悪くはない。固いマウンドであれば、もっと球速も出るんじゃないかと思う。