久保のナイスピッチングと、打ち過ぎ症候群で打線が沈黙している中での新井の2発。そして、最後は球児が三者連続三振で締めて、たった4安打ながら、8安打のカープに勝利。淡白な試合やったけど、内容は盛りだくさんやった。
インフルエンザで出遅れていた久保が今期初登板。緩急の効いたピッチングで広島打線を翻弄し、7回まで無失点の好投。このまま完封勝利かと思われたが、8回に3安打集中されて1点を失ったところで降板。
最後の3安打は余計やったかな。それでも初登板で8回1失点は出来過ぎ。
シーズン前は先発か中継ぎか微妙なポジションで、先発だとしても5番手、6番手でしか名前が上がってなかった。このピッチングを見ると、やはり右のエースとして先発でがんばってもらわんとなあ。
後を受けた榎田が廣瀬を打ち取ってこのイニングを終わらせると、9回はいつものように球児。
この日当たっている堂林をカーブで三振に取ると、白浜はフォークボールで三振を奪う。そして、最後のバッター、中東は渾身のストレートで三振。最後はストレートと決めてたんちゃうか。
これで球児は史上5人目の通算200セーブを達成。2006年途中からクローザーに転向し、僅か6年間での記録達成。これを手土産にメジャーへなんて言わんとってや。
ともかく、おめでとう。
打線の方は僅か4安打に終わったが、新井が効果的なホームランを2本も打ってくれたおかげで勝つことができた。どちらも2死から鳥谷が歩いて新井がガツン。まるでリプレイを見ているようだった。
5回にブラゼルが挑発行為で退場。前日の藤井への死球でナーバースになってたところへ、膝元を狙ったようなボールが来たので、カチンと来たんやろね。一度はおさまったものの、相手ベンチからのヤジで再び激昂。相手の方が挑発してたのに、ブラゼルだけが退場というのは納得いかんなあ。
藤井は精密検査の結果、頬骨骨折の診断が出た。脳や目には異常がないらしいので、早期の復帰を期待したい。交流戦までには戻ってこんかなあ。