虎談巷説　阪神タイガース的日常

スタンリッジは序盤に３点を失うが、３回以降は毎回のように四死球のランナーを出すものの、要所を締めてライオンズ打線を抑える。６回２死満塁のピンチを迎えたところで筒井にスイッチ。筒井がしっかりとここを抑えて乗り切った。
スタンリッジは、結局５回２／３で５安打７四死球。まあ、よく３失点で済んだもんやね。


打線は西口をなかなか仕留められなかったが、４回にようやく良太のタイムリーで１点を返す。６回には柴田、今成のヒットでチャンスを作る。野原祐はピッチャーゴロ。必死の１塁ヘッスラで併殺を防いで１・３塁になったところで西口が降板。代わった松永から平野がレフト前タイムリーで１点差に迫る。

７回には新井貴の左中間ツーベースでチャンスを作る。どんだけのファンが「前の打席で打っとけよ」と思ったことか。ブラゼルは三振に倒れるものの、良太がこの日２本目のタイムリーで、ようやく同点に追い付いた。

７回筒井、８回榎田が３人ずつで終わらせて９回表の攻撃。ノーアウトから金本、新井のヒットで１・２塁。ブラゼルのセンターフライで二走田上が３塁へ進んで１・３塁。ここで大和がピッチャー強襲。ウイリアムスがボールを弾く間に、スタートを切っていた田上がホームインしてとうとう逆転。

逃げ切りを図る９回のマウンドは球児…ではなく福原。球児はブルペンでアクシデントがあって登板回避。ここをきっちりと代役を果たして１１年ぶりのセーブ。

１４残塁の拙攻祭り。そこを何とかこじ開けて１点ずつでも点が取れたのは、良太、野原祐、大和、田上といった若手の活躍のおかげ。何とかアピールして１軍に残ろうとする必死さがチームの状態を変えてくれればええね。

ベースボールオールスターズ　vol.2【未登録品】【ベースボールオールスターズ】[新井良太] ≪...