オールスター期間中に球団側が提案した人事案は、八木コーチと中西コーチを1軍に昇格させて、高橋光コーチ、山口コーチをファームに降格させるものだったらしい。そのときは現場が拒否したのでお流れになったが、来期は球団主体で再編に乗り出すとの事。監督、コーチの人事は球団が握っているのに、なぜそんなに現場に遠慮するかな。せめてコーチだけでも即刻入れ替えて欲しい。
伊藤隼、ザラテを抹消。伊藤隼は、コーチが色々といじくり過ぎて本来の能力が発揮出来ないのではあるまいか。いったん原点回帰してみたらどうよ。ザラテは、ファームではほとんど点を取られていないのだから、落としてどれほど効果があるか疑問。それより、1軍で捕手陣とじっくりと打ち取り方について話し合った方がいいように思う。
代わりにブラゼル、坂が登録された。ブラゼルにとっては来期残留の最後のチャンスやろなあ。ブラゼルが本調子になれば打線に厚みが出るが、そうなると玉突きで良太が外野に回り、金本やマートンとの兼ね合いで出番が減ることになりはしないか心配。坂は内野手登録だが、上本や良太が好調なので外野控えにならざるをえんかな。どちらも上げたんやったら、すぐに使って欲しかった。
先発久保は立ち上がりこそあまりよくなかったが、徐々に調子を上げていって、6回まで4安打無失点。まだまだ余力がありそうだったけど、いいタイミングで打席が回って来たと思っとこう。これまであと1イニングと思って引き延ばして痛い目にあってきてるもんなあ。
9回は球児として、7回、8回は筒井、福原、渡辺あたりが出てくると思ってたら、加藤、鶴のリレー。これはちょっと意外だった。
3回裏、2死1塁で中村紀にレフト線へ打たれる。金本か鳥谷への返球は絶望的な山なりだったものの、レフト定位置辺りにいた鳥谷から藤井へ矢のようなバックホームが返され、辛うじて荒波をホームタッチアウト。
一方、その直後の4回表、2死1・2塁から良太がレフト前にヒット。ラミレスがショートにボールを返すが、ショートは端からバックホームを諦めている様子で、二走上本は余裕でホームイン。
1点を守ろうとする意識の違い。負けたくないという気持ちが強いんやろね。特に相手先発が三浦だったから、先制されるのは絶対に防ぎたかったところ。
この先制で三浦を一気に攻略…とはいかず、金本、新井が倒れて1点止まりに終わると、7回までわずか3安打に抑えられる。それでも8回になってようやく先頭の上本が急造ライトの筒香の頭を越えるスリーベースで出塁すると、平野の右中間へのツーベースで待望の追加点を奪う。平野はスタメン復帰してからいい働きを見せてくれている。更にパスボールで平野が3塁へ進み、鳥谷のセンター返しで3点目を入れて三浦をKO。
最終回は久しぶりにセーブのつく場面で球児が登板。3点差もあれば余裕と思ってたら、中村紀、ラミレスの連打で無死1・2塁。筒香はサードゴロ。良太がセカンドに送って1・3塁。うーん、セカンドランナーにタッチできんかったんかな。
続く下園にセンター前タイムリーを打たれて1点を許すと、後藤を歩かせてしまい、1死満塁の大ピンチを迎える。しかし、ここは踏ん張って、代打小池をショートゴロゲッツーに打ち取り、辛くも逃げ切ることが出来た。
地方球場なのでマウンドが合わなかったということもあるやろし、何よりチーム状況のために登板機会が激減している事が大きかったかな。前々回登板で2イニング投げたとき、2イニング目になってからようやく球児らしいピッチングが出来ていたもんなあ。
先制点を上げた良太が2日連続のお立ち台。何でも食らい付いていこうと思って打席に入っているという、前向きな姿勢だからこそ結果が出てるんやろね。