藤浪のデビュー戦の結果は6回を3安打2失点で負け投手になった。それでも、三振を7つ奪う力投で、高卒ルーキーの初陣としては十分な内容。今後の活躍を期待できるものだった。
2失点の内容だが、1点目は初回にエラー絡みで入れられたもの。先頭バッター田中浩のファーストゴロを良太がグラブからこぼして出塁されると、四球と犠牲フライで3塁に進まれ、畠山のどん詰まりのセンター前ヒットで1点を失った。昨日の岩田と同様に気の毒な失点。そしてこれまた昨日同様に、この1点に泣くことになった。
2点目は6回裏に、雄平にライトへ一発を浴びたもの。あと一人打ち取ったら降板というところで気が緩んだか、フォークが落ちずに真ん中に入ったところを打たれた。
3回までは力で押すピッチングで、三振か四球かというような内容。4回からは一転してコントロールも定まり、打たせて取るピッチングに変わった。3回までで球数を結構投げてたのと、打順が3巡目に入るところだったので、藤井がリードを変えたんやろなあ。4回から肘が下がってきたように見えたが、ひょっとしてあれも意図してなんやろか。
藤浪の課題としては四球の多さとストレートがシュート回転するところだが、球が荒れてることで相手が狙い球を絞り難くなってたかもしれない。しかし、球数がどうしても多くなってしまうのと、左バッターのインコースを突くつもりが真ん中に入ってしまう可能性もあるので、治していかんとアカンやろなあ。
打線の方は前日に続く完封負け。7安打もしながらだから、前の試合よりたちが悪い。
やっぱり4番、5番が機能せんとなあ。ひょっとしたら気負い過ぎてるのかなあ。
藤浪が、自分のピッチングで攻撃のリズムを崩したとコメントしてるが、新人にそんなの背負わせたらアカンよ。岩田のピッチングでも同じ結果やったんやから。、藤浪もあまり気にせんことやね。