榎田が先発初勝利、久保が初セーブ、そして今季初のカード勝ち越し。それも読売を３試合連続完封してやから、たまりまへんなあ。そうそう、甲子園での同一カード３試合連続完封は史上初だとか。ますますめでたい。
榎田が許したヒットは僅かに２本。初回先頭の長野と、８回に交代する１つ手前の實松だけ。その間は振り逃げと四球のランナー２人だけのほぼ完璧な内容だった。日高のリードもよかったなあ。
前回の登板では守りに足を引っ張られて敗戦投手になったが、この日は逆に守りに助けられた。５回、先頭ロペスの右中間への当たり。これを福留がダイビングキャッチでアウトにした。連日の見事なファインプレー。それにしても、身軽とは思えない福留によくあんなプレーができたもんや。ケガだけは気をつけてや。
榎田は８回實松のツーベースのあと、代打阿部を追い込みながら歩かせてしまったところで交代。１２２球の力投で、７回２/３を２安打２四球。読売打線を無失点に抑え、先発の役目を十二分に果たした。この調子でいってくれれば、来年は開幕投手を争うようになるかもね。
榎田が残したピンチは福原がたった２球で片付けた。長野に対してストレートで押すのかと思いきや、２球とも緩いカーブ。長野は泳いでセンターフライに倒れた。バッテリーの読み勝ちやね。
９回は久保が今季５度目のマウンドへ。脇谷をインハイのストレートで三振に取ると、坂本はストレートで詰まらせてセカンドゴロ。そして最後のバッター村田からはフォーク連投で三振を奪い、めでたく初セーブ。そして榎田に白星をプレゼント。
打線の方は初回に鳥谷、３回にマートン、そして８回のピンチの後で福留、クリーンアップがそれぞれいいところでタイムリーを打ってくれた。４回まで澤村から７安打で２点というのは物足りんけどね。まあ、形としては先制、中押し、ダメ押しと上手く得点できたんとちゃうかな。
これで勝率を５割に戻し、DeNA戦から仕切り直し。ここから巻き返しをはかって欲しい。
