メッセンジャーが7月の月間MVPに輝いた。5、6月の能見に続いて3ヶ月連続で阪神先発陣が受賞。こうなると4月に藤浪が選ばれなかったのが残念やね。8月受賞できるように頑張ってもらおう。他のピッチャーも受賞出来るようチーム内で競って欲しい。
そのメッセンジャー、この日は完璧と行ってもいい内容。変化球のキレがよく、広島打線から三振の山を築き、まったく危なげの無いピッチングだった。
打線は1回、2回とマエケンを攻めるが、要所を締められて得点出来なかった。これでマエケンを乗せてしまい、いつものように手も足も出なくなった。
日本を代表するピッチャーなので、そう打てないのは仕方ないとしても、防御率0という訳ではないんやから、ちょっとは点を取れるような工夫をしてもらいたいもんやね。この日のメッセンジャーの調子だったら、1点でも大きな援護になった筈。
そのマエケンを広島は7回で降板させ、8回からは松山がマウンドに上がった。100l球を超えていたので球数制限かと思ってたが、どうやら肘の違和感で大事を取ったらしい。
理由はどうであれ、マエケンが降板してくれたのはラッキーだった。8回1死から坂がヒットで出塁すると、大和のプッシュバントで2塁へ進塁。続く鳥谷のレフト前ヒットで2死1・3塁のチャンスを作った。しかし、頼みのマートンがライトフライに倒れて得点出来ず。
鳥谷のヒットで坂が還れなかったか。リプレイ見たけどやっぱセーフになる確率は低そう。ここのところのマートンの復調を考えたら、あれはストップで正解だったと思う。
9回、ミコライオがマウンドに上がる。サクサクと2つアウトを取られたところでアクシデントのため降板。緊急登板した永川をなんとか攻めたいところだったが、良太が三振に打ち取られてサプライズは起こらず。
どうもツキはこちらにあったようだったが、ことごとく活かす事ができなかった。すると9回裏、先頭のルイスのぼてぼてのゴロが内野安打になると、1塁牽制悪送球と送りバントで1死3塁の大ピンチ。
ここで丸は1塁ゴロ。飛び出していた3塁ランナールイスはタッチアウト…の筈が主審のコールはファール。打ち直しでセンターに犠牲フライを上げられて、今季初のサヨナラ負けとなった。
直接的な原因はメッセンジャーの牽制悪送球にあるんやろけど、未だマエケン攻略の糸口さえ見つからないのと、ツキが回って来たところで得点に結びつけられなかったのが敗因やね。