延長11回、1−0のたこやき試合。なのに試合時間は4時間半近くもかかった。投手戦でもなく、貧打戦でもなく、あえて言えば拙攻戦かな。よう勝てたもんやね。
0−0で迎えた延長11回。先頭の大和がヒットで出塁すると、すかさず盗塁を決めた。続く鳥谷のヒットで無死1・3塁。ここでバッターは俊介。1・2塁間を破るヒットでようやく1点が入った。
ここまでは長い道のりだった。
6回まで広島先発の中村恭の前に1安打に抑えられた。しかし、この日は先発がへばってきた頃にようやく打ち出すというよくあるパターン。7回に先頭のマートンがストレートの四球で出塁すると、新井のヒット、黒瀬の四球で無死満塁のチャンスを迎える。
ここでベンチは良太に代えて代打檜山を送って勝負に出る。
檜山の1塁ファールフライをキラが落とし、神通力やと喜んだのも束の間。打ち直しが1塁ゴロになり、最悪のホームゲッツー。藤井も倒れてチャンスを潰してしまった。
ここは檜山でなく、関本の方が適任やったように思う。結果的にアウトになってもそのまま守備固め出来るんやし。
9回裏1死1・2塁のピンチで安藤が登板。菊池に初球をレフト前に打たれて、また1−0のサヨナラ負けかと思ったが、レフト浅井からの好返球で堂林をアウトにし、0−0のまま延長に突入。
10回表、1死1・3塁のチャンス。坂の1塁ゴロで三走の田上が本塁突入するもタッチアウトになる。タイミング的には微妙だったが、キャッチャーのブロックを崩せなかった。坂の当たりももうちょっと弱かったらなあ。
両チーム、得点出来そうで出来ない中、ようやく出たのが延長11回の俊介のタイムリー。喜びより先にやっとかという気持ちが強かった。本来なら7回に勝負を決めることができたはずなんやけどなあ。
秋山は6回を無失点。ヒットは7本打たれたものの、粘りのピッチングを見せてくれた。7回の無死満塁で1点でも入れてたら勝ち星がついたかもしれんのにね。次は打線が援護したらなアカンよ。
松田が0−0の7回に登板し、三者三振に仕留めた。ど真ん中のストレートで空振りの三振を取れるのがええね。
復帰2戦目の久保は、この日も三者凡退に打ち取って3勝目をマーク。福原も無難にクローザーを務めて5セーブ目。守護神久保にあと1つまで迫ったw
この3試合、投手陣は頑張ってくれているというのに打線がなあ。やっぱり今成は6番打たせた方がええように思うし、黒瀬のスタメン起用というのもどうなんかな。