コンラッド戦力外の方針決定だとか。そんなこと分かりきった事やけど、そういうニュースが流れる時期になったということやね。まだ1ヶ月以上もペナントレースが続くというのに、もうすっかり秋の気分やわ。
チャンスをきっちりと得点に結びつける事が出来たチームと、拙攻で潰してしまうチームとの力の差を感じた試合やった。
阪神は、先発陣の踏ん張りと調子に乗ったらとことん打つ打線とで2位の位置にいるが、投打がかみ合わないと脆い。そして、大事な試合になると、それが如実に出るというのがここ一番に弱い原因。気合いが空回りしているようにも見える。
榎田は初回、村田に先制ツーランを浴びて早々と2点を失う。まるで前日のリプレイを見ているような感じだった。
3回には阿部のツーベースで1点を追加されると、5回にも阿部にツーベースを打たれてピンチを広げたところで降板。
シーズン前半は読売打線の前に立ちはだかっていた榎田も、肘の違和感が出てから通用せんようになってしまった。阿部を完璧に抑えていたのになあ。
1死2・3塁のピンチでマウンドに上がったのはボイヤー。三振が欲しい場面だったのでボイヤーは意外だった。というより人選ミスやろ。ボイヤーは村田に初球のストレートを狙い打たれて勝ち越し点を許す。そらそうやわなあ。ほとんどストレートしか投げんピッチャーをここで使うか。この後も内野ゴロの間に1点を失って2点差とされる。
打線の方は初回に2点先行された直後にマートンのソロホームランで1点を返すと、4回には福留のツーランでいったんは追いつく。前日とは違って食いさがったが、まあここは内海と宮国の力量の差やろね。
5回、日高、西岡のヒットで勝ち越しのチャンスを作り、宮国を引きずり降ろした。代わった青木から鳥谷が四球を選んで2死満塁としたものの、マートンがピッチャーゴロに倒れて無得点に終わる。
2点ビハインドとなった6回にも、ヒットと四死球で2死満塁とするが、ここもマシソンに西岡が三振に打ち取られた。
読売投手陣が踏ん張ったというか、ここぞというところでタイムリーが出ない得点力のなさ。これがゲーム差を如実に表してるように思う。
福留が6回の攻撃でヒットで出塁して代走を送られた。もう1打席は確実に回ってくるのにもったいないと思ってたが、左ふくらはぎの張りだったらしい。そういえば中日戦でも早いイニングで退いたりしてたが、大差だったからではなく、あの頃から張りがあったんとちゃうかな。病院直行らしいのでパンクしたかもなあ。これで福留が再び離脱となると攻守の両面で厳しくなる。
これでゲーム差が7に開いてマジックが再点灯。1試合ぐらいは意地を見せてもらわんとアカンね。