前日と違ってドキドキハラハラの面白い試合。
打線は上位からクリーンアップに書けて繋がっている。投手陣はちょっと課題がありそうやけどね。その投手陣を守りが支えた。
大和が４打数３安打１四球で打率８割超え。右へ左へと自在なバッティングを見せてくれている。
守りでも波動砲発射で片岡をホームで刺した。攻守に大活躍やね。
これでどんどん盗塁も決めてくれたらなあ。決して高望みではないと思うんやけど。
西岡も負けじと３安打猛打賞。大和と２人でチャンスメイクしてくれている。
そしてゴメス。この日は先制の犠牲フライとダメ押しのタイムリーの２打点。
オープン戦終盤まで出場出来なかったのでデータが少なく、相手バッテリーが攻めあぐねているのかもしれない。
対戦カードが一回りして研究されたらどうか気になるが、今のところ弱点と言われていたアウトローの変化球に幻惑されることもないので、ひょっとしたらあまり穴のないバッターなのかもしれない。
ただ、強引に引っ張るスタイルのようなので、打球方向の傾向がはっきりしてきたら、ゲッツーを大量生産する可能性もあるなあ。
それと、低い弾道の打球が多く、外野の頭を越すような打球があまり行ってない。オープン戦では右肩下がりを指摘されていたが、それが直ってないんかな。打球が上がってくれば、ホームランの期待も高まるんやけどなあ。
マートンはホームランを含む２安打２打点。
８回、１点リードの読売はマシソンを投入して逃げ切り体制に入った。まず先頭のゴメスが三振。まずいムードになりかけたところでマートンが完璧なバッティングでレフトへ同点ホームランを放ってくれた。流れを変える価値ある一発。
今は例えゴメスが倒れてもマートンが打つといういい流れになっている。
投手陣の方は強力読売打線を３点に抑えたものの、打たれたヒットは１６本。前日と違ってホームランを打たれなかったことが幸いした。守りに助けられたところも多かった。
メッセンジャーは１１安打を打たれながらも６回２失点。
４回無死満塁から橋本を１塁ゴロに打ち取って本塁封殺すると、代打高橋由、坂本から連続三振を奪ってピンチを脱したところは圧巻だった。
いつ大崩れしてもおかしくなかったが、大和、マートンのレーザービームなど、堅い守りに救われた。
７回は安藤。２死を取ってから村田、ロペスのツーベースで勝ち越しを許す。阿部を歩かせてロペス勝負したのが裏目に出たなあ。その後加藤を出すぐらいだったら、阿部のところで加藤にスイッチしててもよかったんちゃうかな。
８回はイニングまたぎで加藤。ランナーを出して坂本を迎えたところで福原にスイッチ。
坂本の送りバント、片岡への四球で１・２塁となって、長野にセンターへ抜けそうな当たりを打たれる。これに鳥谷が飛びついて、辛うじて抑えた。内野安打で２死満塁となったものの、二走の生還を阻止。
続く村田をサードフライに打ち取って、なんとか勝ち越しを防いだ。
同点で迎えた９回、この日途中出場の今成がレフト前ヒットで出塁。鳥谷の犠牲バントが野選を誘いオールセーフとなり、大和四球で無死満塁の大チャンス。
ここで西岡は１塁ゴロ。ロペスがファーストベースを踏んでからホームに送球。ホームタッチアウトでゲッツーかと思ったが、阿部がフォースプレーと勘違いして、１塁へ投げ返した。その間に上本がホームインして勝ち越し。
更に続くゴメスの三遊間を破るタイムリーで点差を２点に広げた。
そして９回裏は呉昇桓が来日初登板。ロペスにヒットを許したものの、初セーブで飾った。
ストレートの早さ、球の力強さが凄いのは間違いないが、橋本にあれだけねっばられたのはどうなんやろ。
結局３２球も投げることになったけど、これだけ球数が必要となると連投させるのが心配になってくる。
開幕カードで、なおかつ２点差あったので、手の内をすべて見せていないだけやったらええねんけど。
苦労した末に今シーズン初勝利。先ずは連敗せんでよかった。このカードを勝ち越して京セラ開幕を迎えて欲しい。
