投壊状態の中、ルーキーが素晴らしいピッチングを見せてくれた.まさに孝行息子やね。
打線の方も前日の鬱憤を晴らすかのように大爆発。久しぶりの応援疲れが心地ええわ。
岩田がファームでも打たれまくったことで、偶然廻って来たチャンス。
しかし、チームは読売に力の差を見せつけられ、前日の試合では中日に2桁失点の完封負けしていて、ルーキーを起用して大敗したらボロカスに言われるのは必然。そんなプレッシャーの中、岩崎は丁寧に低めを突くピッチングを見せた。
110キロ台の変化球はと130キロ台のストレートのコンビネーション。そんなに球速差はないし、ストレートもそれほど速くないのに、相手バッターがタイミングを取りづらそうにしているように見えた。
そんなルーキーの頑張りに打線が奮起してくれた。
4回先頭の上本が四球で出塁すると、大和との間でエンドランが成功。鳥谷の死球で満塁とし、ゴメスの押し出し四球で先制。
マートンが犠牲フライで2点目が入ると、良太の左中間を破るタイムリーツーベース、俊介のセンター前タイムリーで続く。
岩崎は5回を3安打無失点に抑え、4点のリードを貰って降板。
こうなると心配なのは中継ぎの状態。
6回は安藤。いきなり連打をあびて無死1・2塁。平田からは三振を奪うが、森野にヒットを打たれて満塁のピンチを招く。
岩崎の勝ちを消してしまうんやないかと心配したが、和田、代打野本を打ち取って安藤小劇場は終了。
残り3イニングなら勝ちパターン継投も使えるので、ようやく安心することができた。
その裏、新井兄弟のタイムリーで4点を加え、岩崎の初勝利を盤石なものにすると、7回には打者11人の猛攻で一挙6点を奪い、中日投手陣に前日の仕返しを果たした。
それにしても、これだけ得点を挙げていて、ホームランがないというのが阪神らしい。
終盤の継投は加藤、筒井、岩本がパーフェクトリリーフ。筒井がきっちり3人で終わらせたの、久しぶりに見たような気がする。中継ぎ立て直しのキーマンとなって欲しい。