岩崎が７回５安打無失点で２勝目をあげた藤浪があれだけ７回の壁に苦労しているというのにね。
球数も９４球。コントロールがいいと言うのは武器やねえ。安心して試合を見ていられるわ。
この日は岩崎と鶴岡のバッテリー。低めにボールをコントロールしているのはいつも通りだが、この日は内外も有効に活用していた。打線が好調なので思い切った配球の組み立てが出来るのかもなあ。
３回、先頭の松井にヒットを打たれるが、続く岡田の送りバントをうまくセカンドでアウトにした。この後２死になってから、荒木にヒットを打たれるものの、ランナーは３塁止まりになったので、このバント処理が大きかった思う。
打線は５回まで中日先発の岡田に１安打に抑えられていたが、６回、大和のツーベース、マートンのタイムリーで先制した。
マートンは１０試合振りの打点。審判の判定にカリカリしながらも、マートンらしいバッティングを見せてくれた。精神面で成長したか？
その裏、岩崎に最大のピンチが訪れる。
先頭の荒木にヒットで出塁されると、続くルナに四球を与えて無死１・２塁。藤浪、スタンリッジと中盤に崩れているので、またかという感じがした。
しかし、岩崎は４番平田をインコースのストレートを３球続けて見逃し三振。完全に相手の裏をかいた配球で、平田はピクリとも動けなかった。
続く森野は１・２塁間を抜きそうなゴロ。これにゴメスが飛びついて、セカンドフォースアウト。
そして、この日１打席目でツーベースを打たれている和田をライトフライに打ち取って、このピンチを凌いだ。
岩崎は７回も下位打線を三者凡退に抑え、この回で降板。完投も期待できたけど、まあ欲張ってもね。
８回表、上本のヒットを足がかりに鳥谷、良太のタイムリーで２点追加すると、後は福原、呉昇桓と繋いで完封リレーが完成。
チーム防御率４点台とは思えん投手リレーやなあ。先発がしっかりと試合を作って後ろへ繋げると安定した試合になる。
ただ、福原の登板回数が多くなるのは、この先ちょっと不安。セットアッパーを安心して任せられるピッチャーがもう１枚欲しいとこやね。
