虎談巷説 阪神タイガース的日常

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藤浪、壁を乗り越え、8回3安打無失点の好投
藤浪が全開登板のときとは別人の様なピッチングを見せて、ようやく7回の壁を乗り越えた。想像以上に長かったね。次の目標は完投、完封やで。

スタメンは2番に今成を入れて、大和は9番。大和にはランナーを進めなアカンというプレッシャーがない打順で、自分のバッティングを取り戻してもらいたい。

壁、壁、壁と言われている内にピッチングフォームがバラバラになって前回の登板では2回KO。そのリベンジマッチが雨で流れて、プロ入り初のスライド登板。そんな中、藤浪がどんなピッチングを見せてくれるのか、試合前は期待と不安が半分半分だった。

フォームを制球重視のノーワインドアップに変えた藤浪。ノーワインドアップにして投球のテンポがよくなった。変化球でもしっかりとストライクが取れていて、早めに追い込んで原点にズバッというのが多かった。
主審の芦原の判定が結構ぶれてたが、それがなかったらもっと楽やったやろなあ。

ノーワインドアップでも球速は150キロ台が出ていたので、当分はこのフォームを続けていけばいいと思う。
球威も素晴らしく、右バッターに外野に飛ばされた打球はほとんどがライトフライ。力で押し込めていたんやろね。

6回になってややボールが引っかかったり、抜けたりというのが出てきて不安がよぎる。
そして7回、クルーズへの投球が抜けて、手首付近に当ててしまう。今江にもボール先行になり、最後は抜け球となって四球を出して1死1・2塁。
続く角中のピッチャー返しをグラブに当て、辛うじて1塁でアウトにするも、2死2・3塁で代打ブラゼルの大ピンチ。
この場面、阪神ファンとしては複雑やねんなあ。当然藤浪がこのピンチを切り抜けるのを見たいねんけど、ブラゼルの元気なところも見たい。こんな場面で出して来んなや。

ここで藤浪がエンジン全開。初球先ずストライクを取ると、2球目真ん中高めのストレートで空振り。そして3球目は外角高めのストレート。これにブラッズが反応してハーフスイングで三振。魔の7回を見事に乗り切った。

8回も藤浪が続投。簡単に3人で終わらせた。7回に崩れるのは疲れではなく、やっぱり意識をし過ぎるからとちゃうかな。

こうなったら9回も投げて欲しかったが、ここは呉昇桓に任せた。
まあ、1つ大きな課題をクリアしたので、次の目標は置いといてよかったんちゃうか。

一方、ロッテ先発の涌井も調子がよく、ワンチャンスしかなかった。
4回に先頭の鳥谷が四球で出塁すると、ゴメスの打席で盗塁を決めて無死2塁。涌井が変化球を投げてくると読んでのスタート。
そして、ゴメスのレフト線ツーベースで先制。
更に1死になってから新井がセンター前ヒットで繋いで1・3塁とすると、福留がレフトへ打ち上げて、これが犠牲フライとなって2点目が入った。

鳥谷の盗塁が大きかったね。そして、あと1本というところで犠牲フライで追加点が取れたのも、ここのところなかった事。

この試合で上本が首位打者に踊り出た。西岡が戻ってきたらどうするんやろ。

それにしても交流戦は判で押したように●○のパターンやね。
西武戦では初戦から勝ちに行ってほしい。

鶴岡が右脇腹痛で離脱。清水、梅野にはチャンス到来やね。もちろん日高にも。

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