能見が８安打無失点の好投。打線も先制、中押し、駄目押しといい流れでヤクルトに勝ち越し。
能見は奪三振を封印したかのような省エネピッチング。今シーズンは１００球辺りで突然打たれる事が多いので、それを意識して打たせて取るスタイルで行こうと決めてたんやろね。
得点圏にランナーを２塁に進められたのは４回裏だけ。ここは畠山をゲッツーに打ち取って終わらせた。
味方が無死満塁のチャンスをものにできなかった６回裏も、１番からの攻撃を三者凡退に打ち取って振り払う。
先頭山田に対してスリーボールにしてしまうも、その後追い込んでキャッチャーフライに打ち取ったのが大きかった。
１００球が見えてきた７回、初めてヒットで先頭バレンティンを出す。ここが我慢のしどころ。
続く雄平はライトへ大きな当り。福留が全速で後退しジャンプ。フェンスにぶつかりながらもこの打球を捕った。
続く畠山は三遊間深いところのゴロ。これに鳥谷が追いつき、セカンド封殺でツーアウト。
中村からは意表を突いた真ん中のスライダーで三振を奪い、この回も０に抑える。
８回もあっさりと三者凡退に仕留め、完封目前のここで降板。無四球の５安打無失点。奪三振は４つだけだったが、安定したピッチングを見せてくれた。あと２回は登板機会があるやろから、なんとか２桁勝利に乗せて貰いたい。
打線は初回、上本のヒットを足がかりに鳥谷、福留のタイムリーで２点を先制。ここを１点で終わらなかったところがよかった。
３回には上本のツーベースから、再び鳥谷のタイムリーで３点目。
鳥谷は７回にもヒットを打って通算１１４回目の猛打賞となり、吉田さんに並んだ。
８回にはマートンがツーベースで出塁すると、福留が見事なバントヒットを決めて無死１・３塁とし、坂の犠牲フライで１点を追加。
６回、７回とチャンスを潰していたが、この１点で流れを引き戻し、９回ゴメスのタイムリーでさらに１点を加えた。
最後は安藤が締めて完封リレー完成。ここは遼馬の試運転をしておいて欲しかったなあ。
打線の状態もよくなって来ていることやし、次の中日戦は３連敗のお返しをして貰いたいね。
