藤浪がジャイアンツ打線を1点に封じるも、打線が奮わず完封負け。投げきれず、攻めきれずのもったいない試合やったなあ。
登板するごとに悪くなっていた藤浪。前回の広島戦ではもうボロボロの状態。それが、僅か1週間のうちに調整して、まるで別人のような素晴らしいピッチングを見せてくれた。
ストレートは最速157キロ。速さだけでなく、球威も十分。シュート回転さえしなかったら、ストレートの威力は半端やないわ。ストレートがいいからカットボールも効果的やった。
まさにエースと呼ぶにふさわしいピッチング。これからもこれを続けていってもらいたい。
藤浪は、7回先頭の大田にセンターフェンス直撃のツーベースを打たれる。少し高かったが、これはあのストレートを完璧に打ち返した大田を褒めるべきやろね。
続くバッターはフランシスコ。データがない中、手探り状態ながらも2打席三振に打ち取っていた。
この打席も2−2と追い込み、カットボールで三振を奪いに行ったが、それが高く浮いてしまった。
来日して初出場のフランシスコ。まだボールの見極めが出来ていないが、パワーはある。強振した打球は1塁ゴメスのミットを弾いてヒットになり、大田の生還を許してしまった。もうちょっと低かったらここまで強い打球になってなかったやろなあ。
藤浪はこの後も8回まで投げ切り、5安打10奪三振の好投。これだけいいピッチングをしただけに、たった1球の失投がもったいなかった。
打線は3度目の対戦でもポレダを攻略出来ず。これまでは中盤に点を取れていたが、この日は無失点に抑えられた。同じピッチャーに3回連続で抑えられるって、スコアラーや打撃コーチは何をしてんねん。
チャンスは何度かあったものの、ゴメス、福留が肝心なところで打てなかったのが痛かったなあ。