延長11回、能見が打たれてサヨナラ負け。この瞬間、ヤクルトの2015年セリーグ優勝が決まった。
試合前のヤクルトベンチで、真中監督が選手と笑顔で談笑していた。優勝の緊張感がそれほど感じられず、いつも通りに自分たちの野球が出来たんやと思う。
一方の阪神の方もいつもの野球。岩田が好投するも打線の援護なし。能見を投入して最後の踏ん張りを見せようとするが、鶴岡のミスでピンチを招いてサヨナラ負け。
眼前での胴上げは見たくないと言いながら何の策もない監督とコーチに、何の工夫もなく打ち取られる打線。こんなんで相手の勢いを止められる訳ないわ。
岩田は時々高めに球が浮いて危ない感じがしたが、結果として7回1失点の好投。緩急つけたボールで詰まらせた、梅野のリードがよかったんやと思う。
1点ビハインドの8回、2死1・3塁で代打関本が代わったばかりのバーネットの初球を弾き返して同点に追いつく。
故障から復帰してからの関本の神様度が凄いわ。この際、引退を撤回してくれへんかな。
岩田と関本の活躍がなかったら何も残らない試合やったなあ。
これで2位もなくなり、広島との3位争いになった。例えクライマックスシリーズに出場できても、この体たらくやったら勝ち抜けるのは無理やろなあ。
関本の引退に続いて渡辺が引退を発表。
元々阪神の先行逃げ切りの戦い方は、強力な中継ぎ陣があってこそ成立するもの。渡辺が故障して本来のピッチングが出来なくなったことでブルペンリーダーが居なくなり、それが昨年からの中継ぎの崩壊に繋がっていると思う。これまで大車輪の活躍をしてくれてありがとう。
それから加藤、黒瀬が戦力外になった。加藤は何度目の戦力外通告やろか。2人とも新しいチームが決まったらええね。