虎談巷説　阪神タイガース的日常

新加入のノイジーと森下が想像以上に活躍してくれている事もあるが、選手の起用の仕方がいいのだと思う。
中野のセカンド、ショート小幡のセンターライン。大山と佐藤輝のポジション固定。代打の切り札に糸原と原口。今のところこれが見事にはまっている。

才木が７回途中まで４安打１失点。四球はわずか１つ、８奪三振と安定したピッチング内容だった。
肘の手術で育成契約となっていたが、昨年のシーズン途中で支配下登録され、４７イニングで防御率１点台の成績を残した。完全復活すれば、大きな戦力の補強になる。２桁勝利を期待してもいいだろう。

岩崎は四球とヒットで才木の残したランナーを返してしまうと、宮崎にもタイムリーを打たれた。幸いにも小幡の好返球で３点目は阻止したものの、流れが変わってしまいそうなピッチングだった。
Ｋ.ケラーはこの日無失点に抑えたが、岩崎と同様に投げてみないとわからない。この２人が安定してくれないと、他のリリーフ陣に負担がかかる。

打線はこの日も好調。３回に大山のタイムリーで先制。森下もタイムリーで続き、この回３点を奪う。
４回には満塁で、森下が四球を選び、押し出しで追加点が入った。
８回には原口のツーランでダメ押し。ここはベンチの采配が光った。中野が四球で出塁。バッター島田の初球に盗塁を決めたところで、打席途中の島田に代打原口を送った。原口は初球をレフトスタンドに叩き込んだ。
岡田監督の思惑通りに試合が運ぶ。ベンチの選手が自分の役割を理解していて、出番に合わせて気持ちを高めているから、いい結果が出ているのだろう。

次はズムスタでの広島３連戦。ここも勝ち越して、気持ちよく甲子園開幕を迎えて欲しい。