才木が10回130球、5安打無失点に抑える好投を見せたが、阪神打線もさっぱり打てずに僅か4安打に抑えられた。結局、延長12回、0−0で引き分け。
才木が9勝目を賭けて素晴らしいピッチングを見せた。9回まで散発4安打に抑え、相手打線に付け入る先を与えなかった。味方打線が1点でも取っていれば完封で9勝目だったのに、こちらも柳に8回まで散発3安打、9回は勝野に3者凡退に抑えられて無得点。才木はそのまま10回もマウンドに上がり、無失点を継続。球数130球に及ぶ力投だった。
才木に勝ちがつくチャンスはあった。10回表に先頭の中野のヒット、森下四球で無死1・2塁の絶好のチャンスが訪れた。しかし、大山、佐藤輝が揃って外野フライに倒れてツーアウト。島田が四球を選んで満塁にするものの、坂本が三振して点が入らなかった。
坂本のところは代打を出して欲しかった。先制したら裏は岩崎にスイッチ。本来ならこういう流れなのだろうが、競った試合で栄枝や長坂に代えるのを嫌ったのだろう。
中野が2安打して、キャリアハイのシーズン158安打とした。これで安打数でトップに立った。残り7試合でも打ちまくって、タイトルを獲って貰いたい。