「グレートセントラル 〜レジェンドユニフォームシリーズ2012〜」ということで、セントラル各球団は過去の優勝時のユニフォームを着て対決。中日、広島のユニフォームは懐かしいわ。DeNAは時代が近すぎてレジェンドという感じがせんなあ。
タイガースは1937年秋の球団初優勝時代のユニフォーム。こっちは古すぎて懐かしいという気になれん。嫁が「ヘルメットの『0(ゼロ)』て何?」って聞いてきた。あれは大阪タイガースの「O(オー)」、不吉なこと言うな。そんなことより、白いユニフォームなので、広島主催ゲームなのに阪神の方がホームチームと勘違いしたわ。
メッセンジャーが8回を2失点。ランナーを出しても落ち着いて後続を打ち取っていった。2失点はちょっともったいなかったなあ。先頭バッターを出してしまったところに、味方の守りのミスが重なった。
2回、先頭のエルドレッドを四球で出すと、アウトを1つ取ってから堂林にセンター前ヒットを打たれる。このヒットでエルドレッドに3塁まで走られ、送球の間に堂林にも2塁へ進まれる。大柄の外国人選手なので2塁で止まると思い込みがあったのかもしれない。この後、丸の犠牲フライで先制を許す。
それにしても、何でセンター坂やったんやろ。サード坂、センター平野、ライト良太でよかったんちゃうの。日替わりでポジション変える意図がわからん。
8回には先頭菊池をポテンヒットで出す。続く梵をファーストゴロに打ち取るが、これを新井が落として1塁アウトだけ。確実にゲッツーを取れるところだったのに。記録に残らないエラーで1死2塁。エルドレッド三振でツーアウトまでこぎつけるが、松山にタイムリーを打たれて同点に追いつかれた。
このイニングで100球を超えるので続投はどうかと思っていたが、この日のメッセンジャーはまだまだ球速が衰えていなかった。新井のミスさえなければなあ。
打線の方は、1点差を追いかける5回、先頭の金本がセンター前ヒットで出塁すると、坂の送りバントで2塁へ進む。
ここで坂にバントはちょっと消極的。新井にはあまり期待できないし、うしろは藤井、メッセンジャーと続くところ。強行策を採って、あわよくば無死1・3塁を狙えばよかったのに。
ところが、ここから予想外の展開。新井が死球で出ると、藤井のライト前ヒットで1死満塁のチャンスを迎える。ここでメッセンジャーがセンターへ犠牲フライを上げて同点に追いつく。
更に上本がライト前ヒットで続く。2塁ランナー新井が3塁をオーバーラン。慌てて帰塁したところ3塁への送球が悪送球となって、ファールグラウンドを転々とする間に新井が生還して逆転。
しかし、ラッキーな展開もここまで。この後、平野が歩いて再び満塁になるが、鳥谷三振で追加点はならず。
9回には無死から坂がヒットで出塁するが、新井が見送り三振。フルカウントだったので坂がスタートを切っていて、セカンドでアウト。自動スタートなんやからせめてバットを振らんかい。ベンチも終盤で代打が出せる場面なんやから、新井にバントさせるならこの場面と違うん。
この後藤井がヒットを打つというちぐはぐ感。代打今成がライト前ヒットで続いて1・2塁。ここでセカンドランナー藤井に代走大和を送る。ここもワンテンポ遅いって。1塁にいるときに代えとかな。
上本歩いて満塁になるが、続く平野が初球を打ってセカンドゴロに倒れる。四球のあとの初球はセオリーなんやけど、ここは平野に粘って欲しかったなあ。それより、こういう場面は関本の方が適任だと思うんやが。
10回は先頭鳥谷がツーベースで出塁。良太は初球バントを空振り。するとなぜか強行策に切り替えて、サードゴロで鳥谷はセカンド釘付け。ここはきっちりと送って3塁に進める場面、なんでサインを代えたんや。
結局、柴田、坂が三球三振に打ち取られて勝ち越しのチャンスを潰す。
どうも、ランナーを進めても得点の望めないところでバントさせるとか、1点入れば勝てるという場面でバントをさせないとか、訳がわからんわ。
5回に点が入ったのはたまたま。本来なら9回、10回のチャンスできっちりと得点してないといけない。
スタメンにしてもそう。シーズン当初はセンターラインが大事と言っていたが、今やセンターは日替わり。いったいどういう野球をしたいのかわからん。
それから、新井は守っては同点に追いつかれるミスを犯し、走ってはオーバーラン。打つ方でも、考えられない見送り三振。普通の選手やったらスタメン落ちやで。7番まで降格して崖っぷちなんやから、もっと死にものぐるいのプレーを見せて欲しい。