藤井が粘った末に勝ち越しタイムリー。流れ的にもこれで勝ったと思ったんやけど、ヒーローになりそこなったなあ。
初回にメッセンジャーが比屋根のヒット、畠山のタイムリーで１点を先制されるも、すぐさま鳥谷のツーベース、福留のタイムリーで同点に追いつき、そのまま試合は膠着状態に入る。
６回、２死から今成、隼太の連打で１・３塁のチャンスを作り、藤井が粘った末に三遊間を破って勝ち越し。このまま逃げ切るかと思われたが、８回にメッセンジャーがつかまり逆転される。後を受けた福原も火が点いたヤクルト打線を止められず、ビッグイニングを作られてしまった。
メッセンジャーは初回に２安打されて１点を失うが、その後は７回まで山田のヒット１本に抑える好投。７回を投げ終えた時点で球数は１００球に達していなかったので、８回もそのまま投げさせるのは当然。
しかし、８回に１死２塁の場面で川端、山田への初球の入り方が甘かった。ここまでテンポよく打ち取っていたので、それを崩したくないがために、敢えて初球ストライクの配球になったんやと思う。
同点にされる前に交代させるとメッセンジャーのプライドに傷を付ける事になるが、もうこの時期はそんな事を言ってられない。川端のところで高宮か筒井。山田のところで福原を投入したらどうやったやろ。例えリリーフが打たれたとしても、ベンチが出来ることをやり尽くして負けたのなら悔いは残らんかったと思う。
そういう事をせずに「あの１点で逃げないといけない」と選手の責任にしたり、「メッセンジャーの性格上、間を取りに行かなかった」と言い訳するのはどうかと思う。
ゴメスの状態がなかなか上向いてこない。ボール球を見極めようとするあまりに、始動が遅れて詰まらされているんやないかな。何日か前に和田監督が直に指導したらしいが、アベレージバッターがホームランバッターに何を教えられるんやろ。江越に言ったように、三振を恐れるなと言ってやった方がええと思う。
今の打順は４番ゴメスを軸に、前後を試行錯誤した結果。その軸がポイントゲッターとして機能しないのであれば考え直さなアカン。
ゴメスを６番か７番に落として、鳥谷、福留、マートンでクリーンアップを組んだらどうやろ。１番には右ピッチャーのときは今成、左ピッチャーのときは俊介がええんちゃうかな。
山田を起こしてしまったことで、この日の負けは単なる１敗で済まんかもしれん。３戦目は必死のパッチで戦って、このカードを勝ち越してもらいたい。
