鶴岡が今季限りで引退 1軍出場10試合のみ「超変革」の中で2軍暮らし続く
阪神・鶴岡一成捕手(39)が今季限りで現役引退を決意したことが28日、わかった。95年度ドラフト5位で横浜(現DeNA)に入団し巨人、阪神と渡り歩いてきた苦労人。21年間に及ぶプロ生活が、静かに幕を閉じる。
今季は1軍戦10試合の出場にとどまり、若手主体の「超変革」の中で2軍暮らしが続いた。掛布2軍監督が「腐らず一生懸命やってくれている。彼には感謝したい」と言った通り若手捕手へのアドバイスなど、ベテランらしい姿も見せていた。
昨年は、不振続きの藤浪を巧みなリードで再生させた。功績が、色あせることはない(デイリー)
横浜から読売にトレードされ、FAでDeNAに出戻り、久保康のFAの人的補償で阪神に来た。当時は日高、藤井とベテラン捕手を2人も抱えていたし、梅野を獲得したところだったので、鶴岡の獲得には疑問を感じていた。(
そのときのブログ) しかし、強気のリードでピッチャーを引っ張り、他のキャッチャーとの違いを見せてくれた。藤井が故障がちだったことも獲得理由やったんやろね。
藤浪が入団後3年間は順調に成績を伸ばしたのも鶴岡のお陰だと思う。藤浪はいいキャッチャーが居る時期に入団したもんやね。
今シーズンは岡崎がケガをしたときにお呼びが掛からず、藤浪の不振を解消するために呼ばれただけ。シーズン当初より超変革構想から外れていたように思う。昨年まで活躍していたのに、体制変更の煽りで引退を決意せざるを得なくなったような感じがする。
長い間お疲れさまでした。