PCR検査陽性でファーム落ちしていた伊藤将が、十分な調整期間を経て帰って来た。いきなり完封で今季初勝利。決して遅くはない。これから勝ち星を積み上げていって欲しい。
前回の登板では、打線の援護が1点だけで、完封勝利目前で1点を取られて勝ち星もつかなかった。その後、PCR検査で陽性反応が出るという不運の連続。ファームで再調整して、ようやく1軍のマウンドに帰って来た。
ヒットを8本打たれたものの、連打を許したのは最終回だけ。その最終回のピンチもポランコ、中田をセンターフライに打ち取った。111球の球数が、打たせてアウトを取る、伊藤将のペースで試合を支配していた事が分かる。
打線が2回に3四球をもらって満塁になったところで、近本、大山、佐藤輝のタイムリーで4点を先制。この4点止まりだったのはちょっと残念だった。
伊藤将の復帰でローテ6枚が揃った。打線も少しは調子を上げている。交流戦でパ・リーグ相手にどれだけ活躍してくれるのか楽しみだ。