大瀬良の立ち上がりを攻めて、一挙４点を先制。その後も中押し、ダメ押し点を奪って快勝。残り３試合、なんとか首の皮一枚つながった。
初回先頭の中野がヒットで出塁。近本、大山の連続タイムリーで２点を奪い、原口のツーランで完全に試合の流れを掴んだ。４回に高寺のタイムリーで１点を追加。６回には佐藤輝の２０号ツーランで、追いすがる広島を突き放した。
投げる方は先発才木を３回で交代。島本が打たれたのは誤算だったが、その後はリリーフ陣が０に抑えてくれた。
才木を３回で代えたのは、初回に１点を奪われ、２、３回もヒットを打たれていた事と、４回の表の攻撃で貪欲に点を取りに行ったからだろう。珍しくベンチが仕事をしたと言う感じがした。短期決戦の選手起用を試して見たのかもしれない。
この日先発起用された高寺がプロ初ヒットを打ち、貴重な中押しタイムリーになった。Ａクラス入りを争っている時期に若手をスタメンで使うのは勇気がいる。よく首脳陣の期待に応えてくれた。
佐藤輝が看板直撃の２０号ホームランを放った。新人から２年連続の２０号はプロ野球史上初めてらしい。来年は２０本で満足せず、ホームラン王争いに加われるようになって欲しい。
藤浪が２イニングをピシャリと抑えて勝ち投手になった。ここに来て藤浪がリリーフに回る事になって、中継ぎが一層厚くなった。ケラーと岩崎が相次いで抑えに失敗しているので、藤浪をクローザーで使うのも手だと思う。
