試合前に金本の引退記者会見があった。ナインは金本の勇気ある決断に花を添えたかっただろうが、ヤクルトも広島と熾烈な3位争いをしていて、そんな感傷につきあっている場合ではなかったんやろね。
金本の引退について、
前の記事を書いた時点では、引導を渡したのは負広GMだと思ってたが、今日のスポーツ紙を読むと南社長が9/2の広島戦の前に進退勧告したらしい。
となると、金本の様な大選手の処遇をオーナー、球団社長、GMの意思統一が出来ず三者三様の考えで動いていると言うことかな。まあ、オーナは金さえ出してくれたらいいので置いといて、金本兼任コーチを計画していたGMを飛び越して、球団社長が直接金本に進退勧告するというのはおかしいんとちゃうか。
初回、大和が内野安打で出塁。鳥谷の初球に盗塁を決めると、鳥谷がライト線へツーベースを放ち、たちまち先制。金本の引退発表でチームの雰囲気が変わったと思ったが、2回以降は館山の前に散発3安打に抑えられる。
久保は悪いながらも粘りのピッチングを見せていたが、7回にとうとうつかまり、川本のタイムリーで同点に追いつかれる。その裏、久保に打順が回って来たがそのまま打たせ、次の回も久保がマウンドに登る。今シーズン、何度も同じように続投させて打たれるのを見てきた。そして、実際に同じ事が繰り返された。
8回、久保はヒット2本と四球で満塁のピンチを迎える。こうなってもそのまま続投させ、川端のタイムリーで勝ち越しを許してしまう。
左の川端のところで、なぜ左ピッチャーに代えなかったのか。それ以前に、同点にされた7回裏になぜ久保に代打を送らなかったのか。
7回久保の打席でブラゼルを出し、8回は渡辺か福原、9回は榎田でよかったんちゃうの。絶対に負けられない試合と位置づけてるんやったら9回は球児でええやん。
1点ビハインドの9回裏、1死から新井が四球で出塁。そして、代打金本が登場。バーネットの5球目を完璧に捉えて打球は右中間へ一直線。しかしこの打球を比屋根がダイビングキャッチしてセンターフライに終わる。この日、タイガースの選手の中で一番いい当たりの打球やったのになあ。比屋根、空気を読めよと思ったけど、ヤクルトも勝てば3位の状況だから仕方ないか。
ピッチャーの代え時のまずいのと勝負感がないのは、もうどうしようもないんかな。負けたときの反省が「抑えられなかった」、「打てなかった」で終わってるんとちゃうか。これだけ負けてるんやから、負けパターンの傾向が出ると思うんやけどなあ。それやのに、普段通りにやって、普段通りに負けてるやん。
金本の引退試合はいつになるんやろ。一応、9/29広島戦の3アルのチケットを押さえたけど、10/5ヤクルト戦の可能性もあるなあ。