藤浪の投打にわたる活躍で、久し振りにハラハラドキドキすることなく勝利。2週連続で番長に投げ勝ったのは、自信に繋がるやろね。
ファームの試合で、岩崎が中日松井に頭部死球を当てて退場。変化球が抜けたのではなく、踏み出した足がぬかるんだマウンドで滑ったように見えた。ストレートが側頭部やや後ろ寄りに直撃し、松井は救急車で搬送された。その後何のニュースもないが、大丈夫やったんやろか。岩崎のメンタルも心配やな。
藤浪は初回をピッチャーゴロ、三振、三振といつもながら完璧な立ち上がりを見せる。打つ方でも2回の2死2塁の場面で、左中間を破るタイムリーを放ち、自ら先制点を挙げて援護。
その直後に連続四球とヒットで同点に追いつかれるが、これは攻撃のときにランナーに残ったからやろなあ。その後は再びコントロールが安定し、中盤までノーヒットピッチング。
打線は3回にゴメスの超特大、レフト最上段の看板直撃のホームランで1点を勝ち越す。
6回には2死から今成のヒット、鶴岡、藤浪が四球で満塁とし、上本の走者一掃のツーベースで点差を4点に広げた。
藤浪は1塁から必死の走塁。キャッチャーのブロックをスライディングでこじ開けてホームイン。ケガだけはせんようにしてや。
6回裏のDeNAの攻撃。藤浪は走塁の影響か、1死2・3塁のピンチを招くが、バルディリス、倉本を三振に仕留めて追撃をかわす。
すると、7回にゴメス、マートン、鳥谷の3連打でダメ押しの2点を追加し、8回には福留がファーストロペスのエラーを誘う強烈な当りでダメのダメ押し。
大量点に守られて藤浪はスイスイと8回1失点、12奪三振で降板。9回は筒井が無難に4人で終わらせた。
藤浪は自己最長の6連勝で7勝目。春先の勝てんかった時期がウソのような安定したピッチングを見せてくれている。これで入団以来3年連続の100イニングを達成。奪三振も12球団トップに躍り出た。
チーム内では勝利数、防御率、奪三振、投球回、完投数の5冠。エースと呼ばれる日も近いんとちゃうかな。