ここのところ好調のロサリオを5番に上げた。この采配が見事に当たって、初回にグランドスラムを放ってくれた。こんなロサリオを見たかった。
打線は内海の立ち上がりを攻め、1死満塁でロサリオ。正直なところゲッツーを予感していたが、低めストレートを捉えて、バックスクリーン横に放り込んだ。苦手内海に対して最高の先制パンチになった。
ロサリオに求めているのはこれ。1軍再昇格してからヒットは出ているものの、勝敗に直結していなかった。ヤクルト戦から急にいい場面で打つようになった。本来の姿を取り戻したのなら、これほど頼もしいものはない。
5回には北條、福留、糸井の3連続ツーベースで2点を追加して内海をノックアウト。7回にも糸井の内野ゴロの間にダメ押しの1点を入れた。クリーンアップ全員打点というのがええね。
岩貞は5回を4安打。しかし、その内3本がホームラン、1本が連続四球後のタイムリーで4失点。いずれも高めに浮いたところを打たれた。4回、ロペスに14球も投げさせられたところから調子を崩したように見えた。立ち上がりがよかったので7回辺りまで投げられるかと思っていたのに残念やね。
この日初めて知ったのだが、今シーズンの阪神は、6回までリードをしている試合を落とした事がないらしい。まるでJFK時代のようやね。岩崎、桑原、マテオが結構痛打されていたはずだが、それでこんな結果を残せているのは不思議な感じがする。
この日も能見、球児を含む必勝リレーで中盤以降をピシャリ。JFK時代のような登板試合数にならんように、先発がもっと長いイニングを投げて欲しい。