試合終了は23時48分。観戦していたファンが、どうやって帰ったのかが気になる。
年に1回しか使わない長野オリンピックスタジアム。マウンドに慣れていない上に酷い雨。ブルペンとも傾斜が違う。
前日に長野入りしていた広島に対して、阪神は当日移動。準備不足がこんな試合にしたんやと思う。
2回の表が終わったところで30分の中断。その後試合は再開されたが、まともにプレー出来ないような雨が断続的に降っていた。
幸いにも中盤以降は雨が小降になってきたようだったが、マウンドを含むグラウンドコンディションは最悪の筈。いくら年に1度の興行とは言っても、これでは選手が可哀想やわ。よく故障者が出んかったもんやね。
先発岩田は4回を8安打3失点。5四球というのが、いかにマウンドの状態が酷かったかを物語っている。
広島先発黒田の方は、岩田ほどには乱れてはいなかったが、それでも時々投げミスがあった。
2回、今成が今シーズン1号となる先制ソロ。4回には2死1・3塁から柴田が走者一走のタイムリーで同点に追いついた。
その後同点のまま試合は進み、7回のマウンドは安藤。いきなり連打とゲッツー崩れで1死1・3塁のピンチを迎え、ワイルドピッチであっさりと勝ち越し点を献上。その後はしっかり凌いだので、なおさらもったいない1点になった。
8回表、この回からリリーフした大瀬良から鳥谷、福留のヒットで1死1・3塁のチャンスを作ると、ゴメスが打った瞬間それとわかる大きなホームランで試合を一気にひっくり返した。
2点差あればなんとかなるかと思われたが、8回に福原が新井に一発を浴びて1点差。
呉昇桓はコントロールがまったく定まらず、四死球で無死1・2塁のピンチを招くと、丸のタイムリーで同点に追いつかれてしまった。
この後延長に入ってからは、歳内がほぼ一人で投げきって引き分け。疲れだけが残る試合となった。
勝てた試合やったのにもったいなかったという印象しかないわ。
読売が負けたので同率首位に浮上したが、貯金がないのに首位と言われてもなあ。