雨で流れて延期になったシーズン最終戦。安藤の引退試合がいつの間にか新井良太とのダブル引退試合になった。
8回に安藤がマウンドに上がる。石川に一発を浴びたけど、ガチの勝負が出来ていい思い出になったと思う。
安藤、16年間ありがとう。クローザーから先発に転身し、故障から立ち直るとリリーフを務め、ピッチャーとしての全ポジションで結果を残してくれた。抜群のコントロールで、内外の出し入れで打ち取るピッチングスタイルが素晴らしかった。きつい場面でのリリーフも平然とこなす強心臓。今シーズンも安藤がおったらなあと思う場面がたくさんあった。来シーズンからは育成コーチとして、若手にあのマウンドさばきを受け継いで欲しい。
良太は2打席ノーヒットに終ったが良太らしいフルスイングを見せてくれた。華麗なバット投げが見られなかったのが残念やったなあ。
まだまだ守れるし、ツボに嵌まればホームランもある。ムードメーカーとしても必要だった選手。引退するのがもったいないように思う。
福留のホームランは同い年の安藤へのプレゼント。大山のホームランは良太に後は任せてくれと言ってるように感じた。
試合後の安藤の引退セレモニーで安藤の胴上げが終わると、良太の胴上げも行われた。そして2人でグラウンドを一周。フェンスから手を差し出すファンのひとりひとりに丁寧に握手をしていた。それだけファンへの感謝の思いが強かったんやろなあ。
メッセンジャーは4回を無失点。ヒットを1本打たれたが、そこから圧巻の7連続奪三振。規定投球回に達して防御率3位になった。
前回ファームで試運転したときより球威は増していた。後は長いイニングを投げられるかどうかがカギやね。
鳥谷が通算1000四球を達成。2000本安打より達成者は遙かに少ない。このボールの見極めがあってこその2000本安打なんやろなあ。
今シーズンの戦績は78勝61敗4分。貯金17は悪くない。欲を言えば80勝に到達して欲しかった。
さあ、ここからは短期決戦モード。日本一を目指してリスタートやね。