藤浪は1週間前の中日戦で、中盤に打ち込まれて6失点でKOされた。
リベンジ登板の今回は、6回まで僅か2安打に抑える素晴らしい内容。
一方、久保はランナーを出しても落ち着いたマウンド捌きで4回まで無失点。
しかし、5回に田上のヒット、上本四球でチャンスを作ると、大和のタイムリーで先制。
更にゴメスのツーベースで2点目が入る。
6回には藤井、田上の連打とフィルダーチョイスで1死満塁。
ここで上本のタイムリーと大和押し出しで2点を追加する。考えて見ればここで鳥谷、ゴメスでとどめを刺せなかったのが後に響いた。
それでも4点差あって、藤浪はここまで2安打ピッチング。この回も簡単に2死を取って楽勝ムードだった。
しかし、代打金城にツーベースを打たれると、石川のタイムリーで1点を返される。この辺りになると、スタンドから見ていても球の勢いがなく、コントロールも悪いのがはっきりと分かった。
その後、ヒットと四球で満塁になってブランコにセンターバックスクリーンへ逆転満塁弾を打たれるという、マンガのような展開に。
マウンド上の藤浪、何とも言えない孤独感。
この後両チーム1点ずつ取り、1点差のまま9回の攻防。
9回表のマウンドは福原。ぴしゃっと3人で抑えてサヨナラへのリズムを作る。
しかし、9回裏の攻撃でチャンスは作ったものの、上本が痛恨の見逃し三振でゲームセット。
この悔しさがその後の試合でのサヨナラタイムリーに繋がったというのはよかった。
この日、田上が2安打2得点の活躍。赤星のような選手に育ってくれたらなあ。