ドリスが打たれてなかったらとか、打線がもっと打っていればと思うところもあるが、ともあれ藤浪が長いイニングを投げる事が出来てよかった。福留にもマイルストンの一発が出て、意味のある負け試合だったと思う。
これまでの2試合、不甲斐ないピッチングをしていた藤浪。この試合で結果を出せなかったらファームに落とすと言い渡されていたらしい。
2回に3連打で1点を失い、更に四球で無死満塁になったときは、また今日もアカンのかなあと思っていた。しかし、ブキャナンのピッチャーゴロでホームゲッツーを取ると、山田を空振り三振に打ち取ってこのピンチを切り抜けた。これがターニングポイントになったのか、7回まで1失点の好投を見せた。
この日の藤浪は、四球は僅かに2個。球数96球と終始安定していた。コントロールを重視していたからか、ストレートの勢いがあまりなかったように見えたが、その代わり変化球にキレがあった。崩れずに完投ペースで投げられた事がなにより。復活のきっかけにして欲しいもんやね。
9回に福留が同点ツーランを放った。ブキャナンの完封を阻止する、日米通算300号となる記念の一発。
ここ何試合かは調子を落としていて、チャンスで併殺が目立っていた。溜まっていた鬱憤を吐き出すかのような起死回生のホームラン。流石は頼れるキャプテンやね。
10回、ドリスが先頭の山田にツーベースを打たれ、その後1死3塁から雄平に勝ち越しタイムリーを打たれた。
同点になってから急に準備を始めたんとちゃうか。準備が出来てるピッチャーから使った方がよかったんちゃうかな。