虎談巷説　阪神タイガース的日常

試合終盤になって打線が繋がり、珍しく８点を奪って快勝。久々にスカッとする試合だった。

大竹と涌井の投手戦というより、お互いに打てないチームの貧打戦という試合だった。ヒットは阪神が８本、中日が１１本。四死球やエラーのランナーも出していて、共に１点しか取れないとはねえ。

今季１０度めの完封負け。才木が８回１失点の好投を見せたというのに、打線がまったく繋がらない。どうにかならんのか。

２回に大山のソロホームランで先制。２点ビハインドの４回には、大山のタイムリーで点差を詰めた。４番の仕事を久し振りに見せてくれた。

リーグ戦再開。節目の一戦をサヨナラ勝ち。植田が暴走気味の走塁でサヨナラのホームを踏んだ。

同点で迎えた延長１１回、考えられないショートのエラーとパスボールで１点が入ってサヨナラ勝ち。

初回に、ソフトバンク先発の石川の制球乱れに乗じて１死満塁のチャンスを作り、前川がライトスタンドへ満塁ホームランを放って４点を先制。先発の才木は７回を無四球の１失点。後は桐敷、岩崎と繋いで、同一カード３連敗を免れた。

ここまで順調に勝ち星を挙げていたビーズリーがソフトバンク打線につかまって、まさかの６失点。貧打線がこれほどの点差をひっくり返せる筈もなく完敗。これで再び貯金が０になった。

好調のソフトバンクと点が取れない阪神との差がはっきりと出た訳でもない。そういう意味では善戦したのかもしれないが、プロ野球は結果がすべて。惜しかったとか、あれさえなければは通用しない。

ここ２試合、オリックスにやられっぱなしだったが、西勇の好投で勝つことが出来た。

前日のリプレイを見ているかのように、全く同じスコアで完封負け。相変わらず初物の外国人投手を打てない。

オリックス先発の曽谷に１２三振、２番手山田にも３者連続三振と、バットに当てられない以前にバットが出ず、村上を援護出来なかった。村上は５回まで１失点で凌いでいたが、６回、８回と集中打を浴びて、８回４失点。

才木、残念やったね。でも、ノーヒットノーラン目前で足がつったのは、野球の神様がまだ早いと言ってるんだと思う。もっと実績を積んで、皆からエースと呼ばれるようになってからでいい。

投打がかみ合って交流戦初のカード勝ち越し。ビーズリーがヘロヘロになりながらも９回まで投げきってくれた。

無期限でファーム落ちしていた佐藤輝がようやく１軍に復帰。２安打を放ったのもよかったが、それ以上に走塁と守備での動きがよかった。ムードメーカーの佐藤輝が帰ってきたからなのか、打線も繋がって久振りの５得点。伊藤将の好投もあって、あまりハラハラせずに最後まで試合を見ることが出来た。

西勇が６回４安打に抑えるものの、自らのダブルエラーもあって２失点。打線は僅か４安打しか打てず、西勇自身のタイムリーで挙げた１点だけ。とうとう貯金がなくなった。

またも魔の９回が発動してしまった。打たれても表情を変えない岩崎が、この日は打球を目で追って、しまったという顔をしていた。

９回終わって１−１のまま延長戦に突入。１０回にゲラが２点を失って逆転負け。最近はこういう負け方ばかり。これまで投手陣に頼り切って来た弊害なのだろう。

初回に森下の先頭打者ホームランで先制。その１点を才木が最後まで守って、ようやく連敗をストップ。

９回表に足を絡めて１点勝ち越すが、岩崎が同点に追い付かれて連日の延長戦に突入した。１１回に西純が打たれてサヨナラ負け。

前川の同点ホームランと勝ち越しタイムリーで勝った気持ちでいたら、９回裏にゲラが満塁のピンチで犠牲フライを打たれて延長戦に突入。１０回、漆原が押し出し四球でサヨナラ負け。