虎談巷説　阪神タイガース的日常

５回に森下のヒットを足掛かりに、近本のタイムリーで１点を先制。しかし、７回に石井が打たれて同点に追い付かれ、その後は動きがなく、延長戦に突入した。

１１回裏、先頭の佐藤輝がセンターフライで１アウト。続く豊田はヒットで出塁するが、森下の打球はショートへのゴロ。併殺になって、このイニングも点が入らないと思っていた。ところが、このボールをショートの矢沢がファンブル。ファンブルというレベルではない、セカンドの頭を越えるくらい大きく弾いて、一走植田は３塁まで進塁出来た。梅野に対してはストライクが入らず２ボール。そして３球目、インローを狙ったボールがアウトハイに行ってしまい、キャッチャーが弾いて、その間に植田がサヨナラのホームを踏んだ。

ランナーが出た時点で甲子園の声援のボルテージが一段と上がった。水野が弾いたのも、矢沢のコントロールが乱れたのも、どちらも甲子園の大声援に萎縮してしまったのかもしれない。

これで交流戦は７勝１１敗の１０位。セ・リーグ順位は貯金２の２位。首位広島とは２．５差。負けてばかりの印象だったが、以外と持ち堪えていてよかった。