前日に続いて読売に完封勝ち。試合後、広島が負けたのでマジックは1になった。とうとうここまで来たかという感想だ。
マジックが再点灯してからアレへの道がひらけた。進む先には相手チームの強力な投手が待ち構えているが、少ないチャンスをものにして得点を奪い、それを自慢の先発陣と盤石のリリーフ陣で守り切る。それを10試合繰り返し、とうとうアレの扉の前に立った。
青柳が中野の華麗な守備にも助けられ、6回を4安打無失点に抑えた。
今シーズンの青柳は不甲斐ないピッチングが続いた時期があった。青柳本来の、長いイニングを0で抑える事が出来ず、序盤に失点を重ねる事が多かった。西と同様に、青柳も様々な想いを持っていたのだろう。だから、1イニングずつ丁寧に投げたのだろう。
佐藤輝が3回に右中間にグランドスラムを打ち込み、これがそのまま決勝点になった。
この日の佐藤輝は今シーズン初めての3安打猛打賞。なんだかんだと言われていたが、チームトップの本塁打数と打点を挙げている。夏場になって何か気付いた事があったのか、それともフォームがようやく固まったのか。その理由を知りたいものだ。
広島に3連勝したときに、最短は14日の読売戦と言っていた。しかし、一方ではそう簡単には減らないのではないかと思っていた。それが、まるで王道を歩むように着々とマジックが減って行き、とうとうマジック1になった。こうなれば、もう次の試合で決めるしかない。胴上げするなら甲子園でやってもらいたい。