ようやく点を取れるようになったら、今度はリリーフ陣が打たれるか。ようやく勝てたと思ったのに、なかなか投打がかみ合わんなあ。
スタンリッジの立ち上がりはボール先行していたが、中日打線の淡泊な攻撃に助けられた。その後は鳥谷、平野の鉄壁の守りもあって、6回までスイスイ。7回2死から井端、谷繁の連打で1・2塁とされるが、ここは堂上直をがセカンドゴロに打ち取って、7回を4安打無失点に抑えた。やっぱりナイターだと安心して見てられるわ。
打線は4回まで中田賢の前にパーフェクトに抑えられ、無得点イニングが35に延びる。このままスタンリッジも無援護のままかと思っていた5回、金本がレフト前ヒットで出塁し、ノーノーだけは免れたかと一安心。続くマートンは高めのボールをはじき返してセンター前ヒットで続く。そしてバッターは絶不調のブラゼル。フルカウントから高めのストレートを引っ張ってライト前タイムリーヒット。ブラゼルもホッとしたやろし、チームもこれでようやく連続無得点の呪縛から解放された。それにしても3連打なんて何試合ぶりなんやろ。
ここで一気にたたみかけて欲しかったが、小宮山がセーフティスクイズに失敗、スタンリッジは三振で1点止まり。中田賢の球が高めに浮いてたんやから、小宮山強行で良かったかもしれんなあ。
その後、6回は1死1・3塁、7回は1死2塁、8回も1死2塁のチャンスを作るものの得点には至らず。7回なんかは二走ブラゼルに代走を送って、代打檜山で勝負を賭けて欲しかったなあ。
1点リードのまま8回、9回と逃げ切りを図る事になったが、8回の榎田がまたも打たれる。先頭の代打ディアスにレフト前ヒットを打たれると送りバントで1死2塁。ここでレフトの守備を金本から俊介に交代。解るんやけど次の回は金本からやん。なんかベンチの動きが後手を踏んでるような気がする。
続く荒木にはインコース落ちるボールを後ろ足に当ててしまい1・2塁になり、平田にライト前に運ばれて同点にされてしまった。1点を守りに行ってるのに、ライトマートンの守備が深かったなあ。前進守備やったら普通にライトフライやったのに。
この後、ブランコ、和田を迎えるが、ここは抑える。このピッチングが最初から出きんか。
9回はブラゼルが3本目のヒットで出塁するが、小宮山倒れて無得点。その裏、筒井が3人でピシャリと終わらせて延長に入る。今の状態だと筒井をセットアッパーにする方が良いように思うなあ。
延長10回表、先頭の関本はボテボテのショートゴロ。1塁ヘッドスライディングで内野安打にした。関本の内野安打なんかなかなか見られんで。浅尾の牽制悪送球で関本は2塁に進塁。2塁塁上で関本が右脇腹をさすってたから、ひょっとしたら牽制球が関本に当たって弾んだんかな。それにしても、なんで関本に代走出さんのかな。
平野の送りバントが成功して1死3塁。代打檜山セカンドゴロで2アウト。鳥谷は敬遠気味に歩かされて2死1・3塁で新井。塁を埋める訳でもないのに前のバッターを敬遠される4番てどうなん。谷繁からしたら、追い込んどいて外に落ちる球を投げとけば三振してくれるという算段やったんやろね。思惑通り追い込んどいて、谷繁はアウトローに構える。しかし、これが真ん中高めへの抜け球になり、新井がレフト前に弾き返して勝ち越し。3度目の正直でようやく4番らしい働きをしてくれた。
後は球児が抑えて終わりとなる筈だったが、先頭の堂上剛をセンター前ヒットで出して嫌な雲行き。大島にきっちりと送られ、続く荒木にレフト前ヒットを打たれて追い付かれてしまった。こっちは1点取るのに必死のパッチやのに、なんと簡単に点を取ってくれるねん。
結局、延長10回時間切れ引き分け。勝てた試合を引き分けに持ち込まれたという印象が強い。連続無得点が止まったとは言え、まだ点を取るのに苦労してるし。
それでもブラゼルが3安打で復調の兆しが見えたことと、マートンもアウトになったもののいい当たりが続いたことで、連休後半は期待できるかもしれない。