しばらく負けが続いていた能見が、ようやくピリッとしたところを見せてくれた。ピッチングだけでなく、打っても走っても大活躍。
ここのところ序盤の失点が続いていた能見だったが、この日は無難な立ち上がりを見せた。
2回、先頭の新井がツーベースでチャンスを作る。ラミレスの守備を計算に入れての好走塁だった。ブラゼル凡退のあと、浅井がセンター前ヒットであっさりと先制。広島戦に続き、いい仕事をしてくれている。
藤井がセカンドゴロに倒れてツーアウト。ここで能見がレフトへタイムリーヒットを打って2点目が入る。
更に打順が1番に還り、鳥谷はライト線へ詰まった当たり。セカンドのサラサーが必死で追うが、打球はフェアーゾーンにポトリと落ち、サラサーの身体に当たってファールグラウンドを転々とする。その間に能見が1塁から一気にホームインして3点目。
この後、高崎の前に1安打に抑えられたので、この能見のバッティングと走塁が大きかった。
能見は3回2死1・3塁のピンチを切り抜けると、あとは安定したピッチングで7回まで無失点に抑える。8回に1点を失って降板するが、後を榎田、球児が抑えて、約1ヶ月ぶりの勝利。
能見に勝ち星がつかなくなってからチームの勢いがなくなったような気がする。この勝利で再びチームに弾みがついてくれればいいな。
城島が座骨神経痛でファーム落ち。かなり前から自覚症状があったのに無理してたんとちゃうか。時間がかかってもエエから、あっちこっちの故障をしっかり治してから戻ってきて欲しい。