前回登板したヤクルト戦では見違えるようなピッチングを見せた小嶋だったが、この日はまた元の小鳥に戻ってしまった。
立ち上がり、テンポ良く２つアウトを取ったまではよかったが、続く井手のセカンド内野安打で何かが狂った。
外野に抜けそうな当たりに西岡がなんとか追いついたものの、１塁送球がワンバウンドになって新井が捕れず。タイミング的にはアウトだったのに、ちゃんと捕ったらなアカンやん。
このランナーを置いてブランコを迎えた事で弱気の虫が出たんやろなあ。ここから４連打を浴びて３失点。もう止められんというような感じだった。
２回はピッチャーの藤井に四球を出すと、石川に繋がれて１・２塁。内村のピッチャーゴロで２死２・３塁となって、井手、ブランコに連続ツーベースを打たれてこの回も３失点。初回に打たれたイメージを引きずったまま、サンドバッグ状態になった。
もともとコントロールがアバウトなところに、ピンチを招くと腕が振れなくなる。四球を出したくないという気持ちも余計に強くなって、置きに行ってしまう。結局は球威のない甘い球となって痛打を喰らうことになる。もう、見ていて腹が立つより情けないわ。
小嶋はここでノックアウト。即刻ファーム落ちになっても仕方無い内容だったが、ファームに調子がいいピッチャー居てるんかな。入替で上がってくるピッチャーは皆、消去法で残った選手が上がって来てるような気がする。
鶴はこのイニングを終わらせると、３回、４回も三者凡退に打ち取った。しかし、３番手の川崎が自滅。６回に２つの四球でランナーを溜めると、またもやブランコにレフトオーバーのツーベースを打たれてダメを押される。ブランコはこの後加藤からもホームランを打ち、４安打４打点。ここまで打たれると、ピッチャーだけの責任とは思えない。小宮山もちょっと考えなアカンで。
序盤から大差をつけられたが、DeNA投手陣はここ４試合で４０失点と大バーゲン中。６点差をひっくり返すような展開になるかもしれんと期待していたが、終盤になってマートンのタイムリーで完封を逃れるのがやっと。前日２桁得点したので嫌な予感がしていたが、まさにその通りになった。
大量点差になった直後の３回表にノーアウトでランナーを出すものの、鶴のバントがゲッツーになってチャンスを潰す。
４回には鳥谷、マートンの連打と福留四球で１死満塁のチャンスを作るが、新井兄弟が相次いで凡退して無得点。
この２イニングの攻撃がポイントだった。ここで１点でも２点でも返しておけばわからんかったのになあ。
