夏休み用の限定ユニのお披露目。巨人の星で花形満が着ていたような、右胸にＨＴマークのシンプルなユニ。これがいい気分転換になったのか、この日は打線が大爆発して圧勝した。
メッセンジャーは初回、比屋根に四球を与えると盗塁を決められ、ミレッジのタイムリーであっさりと先制を許す。
どうも自分の思ったところへボールが行ってくれないような感じに見え、不安な立ち上がり。
しかし、その裏先頭の西岡がレフト線のツーベースで出塁すると、大和の送りバント、鳥谷の内野ゴロで３塁へ進む。マートンは四球。このときキャッチャー中村が投球を逸らし、大和が還って同点に追いつく。続く良太も四球で歩き、２死１・２塁となって、福留のセンター前ヒットで逆転した。
２回のメッセンジャー、良太がサードフライを落球し、その後四球と送りバントで１死２・３塁と攻められる。ここは踏ん張って田中浩を三振、比屋根をセカンドゴロに打ち取ったものの、まだまだ本調子ではなさそうだった。
その直後のイニング、藤井がヒットで出塁。メッセンジャーがバントの構えからバスターを成功させると、西岡のセンター前ヒットで無死満塁のチャンスを迎える。
ここから、大和のレフト前タイムリーで先ずは１点を追加。鳥谷も１・２塁間を破るタイムリーで２者生還。ライトのバレンティンの３塁送球がカメラマン席に入り、大和までもが生還した。
マートンもヒットで続き、なおも無死１・３塁。良太のセンター犠牲フライでようやく１死になるが、その後も福留の四球、新井のレフト前タイムリーで更に追加点をあげ、この回６点のビッグイニング。ヤクルト先発石川をＫＯした。
藤井から始まる見事な６連打。お祭り状態で笑いが止まらんわ。
低めの球もしっかりとヒットにしていたので、しっかりと藤井対策が出来てたんやないかな。
先日の広島戦でもバリントンを攻略したが、水谷コーチが入ってから、具体的な指示が出るようになったように思う。
これでメッセンジャーも立ち直ってくれるかと思ったが、ミレッジ、バレンティンに連続ヒットを打たれ、畠山の内野ゴロでランナーがそれぞれ進塁して１死２・３塁。宮本はピッチャーゴロに打ち取り、三走ミレッジを三本間に挟んでアウトにするが、森岡、中村に連続タイムリーを打たれて２点を献上。点差は離れているが、イニングが浅いのでまだどうなるか分からない雰囲気になってきた。
ところがその裏、大和、鳥谷、マートンと３者連続四球で無死満塁。続く良太はライトフライ。これをバレンティンがまさかの落球で１点が入り、なおも無死満塁が続く。ヤクルト２番手大場のグダグダなピッチングで守りのリズムも崩れてしまったんやろなあ。
この後、１死になってから、新井が右中間へ走者一掃のタイムリーを放ち、完全にとどめを刺した。ノープレッシャーの新井は最強やわ。
９点差を貰ったメッセンジャーは４回以降立ち直り、７回で降板するまでは１安打ピッチング。ヤクルト打線の方もヤル気を失ったようにも見えた。
打線はその後も押本から良太がタイムリー、久古から伊藤隼が今季初タイムリーと更に２点を追加し、終わってみれば先発全員の１９安打１４得点。西岡、大和、マートン、新井の４人が３安打猛打賞の荒稼ぎ。お立ち台には新井と大和が立ったが、４人の内の誰が行ってもおかしくなかった。
ちょっと心配なのは福留。２回の攻撃で足首を捻ったらしく、３回から伊藤隼に交代した。打率は低いが、打点と本塁打でチーム２冠の選手が戦列を離れるとなると、代わる選手がいないだけに厳しい。大したことなかったらええねんけど。
さあ、次の試合の先発は岩田。大量点を取った次の試合は打線が沈黙する傾向があるので、高い確率で無援護となりそうな予感がする、。おまけに勝ち負けが繰り返しているので、次は負けの順番。
ウル虎ユニの御利益でこんな嫌なジンクスを打ち破ってほしい。
