勝ってくださいという流れが来てたのに、リリーフ陣の炎上で負け。配置転換を含めて、中継ぎ陣の役割分担を見直さなアカンのとちゃうか。
藤浪は7回を4安打3失点。4回までは満点のピッチングだったが、5回に1死2塁から森岡のタイムリー、中村のツーランで3点を失った。
うるさい1・2番、恐い3・4番はしっかりと抑えたのに、下位打線で失点したのはもったいなかった。
それでもスタミナ面は改善されている様で、6回、7回と3人で終わらせ、7回97球で降板した。
打線はヤクルト先発八木から6回まで無得点。西岡、大和が出塁しても鳥谷で打線が切れてしまい、ランナーを置いてマートンという流れにならなかった。
鳥谷の状態がなかなか上がって来んなあ。スイングに力強さが感じられず、当てに行くようなバッティングで内野ゴロというケースが多過ぎる。
7回裏、マートン、良太が四球で出塁。すると新井がセンターバックスクリーンへ起死回生の同点スリーランホームランをぶち込んで八木をKO。藤浪の負けを消した。藤浪はツキに恵まれてるわ。
8回のマウンドは福原。先頭の中村にヒットを許し、送りバントで2塁に進められる。代打竹内はレフトフライに打ち取るものの、田中浩にレフト前ヒットを打たれる。この打球をマートンが後逸して中村が生還。続くミレッジにはレフト線ツーベースを打たれて2点目を失った。
その裏、大和、鳥谷の連続ヒットで無死1・2塁のチャンスを作るものの、マートンがゲッツーに倒れて2死3塁。せめて1点でも返しておきたいところで、良太がバックスクリーン右へホームランを放ち、再び同点に追いついた。
もうこうなったら9回表をしっかりと抑えて、サヨナラ勝ちという流れ。
ところが、久保がピリッとしない。先頭の畠山に四球を与えると、送りバントで2塁に進められる。森岡にも四球を出して1・2塁。中村の1・2塁間を破りそうな当たりを西岡が追いついてツーアウトにまでこぎ着けたが、三輪、上田の連続タイムリーで2点を失った。
最終回の攻撃、一打同点の場面を作ったが、鳥谷がショートゴロに倒れて万事休す。
驚異的な粘りは見せたけど、得点は新井兄弟のホームランだけ。一発なんかそんなに出るもんやないから、やっぱり打線が繋がらんとアカン。鳥谷にはもっと奮起してもらいたい。
それから、安藤、福原、久保の勝利の方程式で1年を戦うのは難しいんとちゃうか。基本路線としいて久保をクローザーにするのはいいが、型にはめずに調子が良いものを使うという方がええように思う。
面白い試合ではあったが、やっぱり勝たんとなあ。