千葉マリンでのロッテ戦。2005年の悪夢とか鶴の∞とか、悪いことばかり思い出してしまう。この日の試合もまた嫌な記憶として残ってしまいそうな気がする。
先発榎田は2回に今江にヒットを打たれると、サブローにストレートの四球を与えて無死1・2塁。この後、送りバントで2・3塁に進められ、犠牲フライで先制を許す。
以前はランナーを出しても踏ん張っていたが、最近は簡単に点を許してしまうようになったなあ。
打線は1回、3回に先頭西岡がヒットで出塁するもののチャンスを広げることが出来なかったが、4回にようやく大きなチャンスを掴んだ。
先頭鳥谷が四球で出塁すると、マートンのツーベース、新井四球で無死満塁。ここで今成はピッチャーゴロで最悪のホームゲッツー。ようやくのチャンスが潰れたかと思ったが、続く良太がセンター前にタイムリーを打って逆転。
更に日高がヒットで繋ぐと、柴田がライトポール際へプロ初となるスリーランホームランを放ち、この回一気に5点を入れた。
その裏のロッテの猛攻を榎田が踏ん張って0に抑えると、5回にマートンのソロホームランで点差を5点に広げた。
ところが、6回の2死満塁のチャンスを逃した直後に井口、今江の連続ホームランで2点を取られて榎田は降板。代わった鶴も2死から連打を浴びて2点差にまで迫られる。
その後打線は毎回の様にランナーを出すが追加点が入らない。8回2死2・3塁で鳥谷の右中間真っ二つかに見えた当たりを伊志嶺に後ろ向きのスライディングキャッチで捕られたのは痛かった。
打つ方では押していて、リードもしている。それなのに試合の流れはロッテの方に傾いているように見え、勝ってるような気がしない。
それでも加藤、安藤が踏ん張り、なんとか9回までこぎ着けて、2点リードのまま久保に繋いだ。
久保は先頭の根元にツーベースを打たれる。続く荻野貴のセカンドゴロで1死3塁。3塁ランナーが還ってもまだ1点差。1つずつアウトにしてくれればと思っていたが、井口にレフトへ大きなホームランを打たれて同点に追いつかれてしまった。
その後も3四死球で2死満塁のピンチを招いたものの、ここはどうにか0に抑えて延長に入る。
久保はこれで5度目の抑え失敗。クローザーとしての面目まる潰れ。適任かどうかということも疑問だが、これだけ失敗すると、相手が久保だったらなんとかなると思ってしまうのが問題。圧倒的な威圧感がないとクローザーは務まらない。そろそろ配置転換を考えた方がええんとちゃうかな。
延長に入ってからは筒井が3イニングをしっかり抑えた。ひょっとして筒井の方がクローザーに向いてるかもなあ。
打線は11回に2死1・2塁の場面で良太がレフト前ヒット。二走鳥谷が一気にホームを突くが余裕のアウト。前進守備のレフトがボールを捕ったとき、鳥谷は未だ3塁を回っていなかった。延長なのでギャンブルするのもわかるが、今シーズン好調の藤井に賭けてもよかったと思う。
勝てなかった事も痛いが、日高が謎の途中交代、新井が今江と交錯して右足負傷。西岡も万全の状態ではない。負傷者続出で、負けに等しい以上に厳しい結果になった。